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『Hello Neighbor』などのパブリッシャーとして知られるtinyBuildのCEO Alex Nichiporchik氏が、AIによる従業員の監視はしていないと表明しました。
Develop:Brightonでのプレゼンが批判的に報じられる
発端は7月のDevelop:BrightonにてNichiporchik氏が行ったプレゼンでした。ゲーム開発におけるAIの役割についての同プレゼンでしたが、海外メディアWhyNow Gamingによって批判的に報じられたことで物議を醸していました。
公開当初の記事内容(現在はNichiporchik氏の反論を追記済み)は、tinyBuildではAIによる従業員の監視を行っているというものでした。具体的には会議で自分のことを話し過ぎる人や、他従業員からのポジティブな評価に挙がらない人などを“問題のある従業員”として特定するといったことが紹介されていました。
Nichiporchik氏は疑惑を明確に否定
上記の記事に気付いたNichiporchik氏はWhyNow Gamingに対して直接電子メールで反論。それによると問題とされたプレゼンでの監視というのは「仮の話」であり、実際に同社でAIによる従業員の監視を行ったりはしていないとのことです。
さらに同社公式サイト上でもNichiporchik氏は改めて反論を掲載。会議で自分のことを話し過ぎる人についても、燃え尽き症候群の兆候があるためサポートが必要だということであり、プレゼンでのスライドの表現が誤解を招くようなものであったとしています。