イギリス最大手のスーパーマーケットTescoは、同社の営業するおよそ2,800店舗において、ビデオゲームの物理パッケージの取り扱いを廃止することを発表しました。
英国内のデジタルコンテンツ需要の拡大が要因
海外メディアGamesindustry.bizが2023年7月17日に報じた内容によると、同スーパーで現在販売されているパッケージソフトが売り切れた場合、新たな補充は行われないとのこと。ただし、ゲームに関するプリペイドカードなどは引き続き販売を継続するということです。
同社では、この決定をイギリスで顧客のデジタルエンターテインメントへの加速が原因によるものとしています。英国では2023年6月に発売された『ディアブロ IV』『ストリートファイター6』『ファイナルファンタジー16』『F1 23』の4タイトルについて、82%がデジタル版を購入したというデータが出ています。
5月にはGameStop Ireland全店舗の閉店も
英国の大手ゲーム販売チェーンGAMEのNick Arran氏によると、パンデミックの影響によりこの数年でおよそ30%以上の顧客がオンライン購入へと移行したとGamesindustry.bizへのインタビューに回答しています。
また、2023年5月にはGameStopがアイルランドにある全店舗を閉鎖するなど、ゲームの小売業に関するさまざまなデータの公開や発表も行われています。