今回は、スクウェア・エニックスから発売された『ファイナルファンタジー16(FINAL FANTASY XVI)』をプレイ!本作は、『ファイナルファンタジー(以下:FF)』のナンバリングシリーズ最新作で、クリスタルを巡る国同士の争いを描いたアクションRPGです。
これまでの絵日記でも『FFCC リマスター』や『FF3 ピクセルリマスター』といったリマスター作品や派生作品はお届けしてきましたが、『FF』ナンバリングタイトルの最新作は今回が初となります!
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この連載も6年近く続いていたのかと感慨深くなります。そらナンバリングの新作も出ますね。
◆クリスタルを巡る戦争が続く大地「ヴァリスゼア」
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終焉に向かう大地「ヴァリスゼア」では、クリスタルの加護を求めて国同士の争いが続いていた。召喚獣の力をその身に宿す“ドミナント”が戦場に投じられ、戦争は熾烈を極めていた。主人公であるロザリア公国の第一王子・クライヴも、クリスタルを巡る大きな悲劇へと巻き込まれていく……。
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国同士の戦争の只中、主人公クライヴたちは“ドミナント”を暗殺するべく、秘密裏に行動していた。
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お、早速操作できるようだな。
僕はアクション要素のあるゲームでは、まず最初に高所から落下をする。落下死する苦しむ様子を見たいとかそういう特殊な性癖の持ち主なわけではなく、落下ダメージの有無を知りたいのだ。
落下ダメージが小さいようなら、敵に追いかけられた時の逃走経路として使えるし、落下=即死の場合もあるので、デスペナルティの影響が少ないであろう序盤の内に確かめておきたいのだ。
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任務開始早々に崖から飛び降りようとする主人公を見て、仲間たちはどう思うだろうな……。ちなみにこのマップでは進行ルート外へは出られないようだ。
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道なりに進んでいくと、ドミナント同士の地形が変わるほどの戦いに巻き込まれてしまい、クライヴは意識を失うのだった。
◆手厚いサポートでバトルも楽々!
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場面は13年前の首都ロザリスに移り変わる。クライヴは弟たちが見守る中、訓練に身を投じていた。これはバトルのチュートリアルイベントだな。
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□ボタンが武器攻撃で、△ボタンが魔法攻撃だ。次は僕の苦手な“回避操作”の練習か。
上手い人なら攻撃しながら回避やカウンターが出来るんだろうけど、僕は全神経を回避に全振りしてないと失敗しちゃうんだよなあ。
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図らずも、自分は動かずに相手の攻撃を待つ、後の先を極めた達人みたいな立ち振る舞いになっている。
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ちなみに本作には、敵の攻撃中にスローモーションになって回避のタイミングを教えてくれるようになる“オートスローの指輪”や、回避そのものを自動で行ってくれる“オートドッジの指輪”などのサポート装備が存在する。
難易度も、ストーリーを気軽に楽しみたい人向けの“ストーリーフォーカス”と、よりアクションを楽しみたい人向けの“アクションフォーカス”の2つが用意されている。
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回避下手な僕にとってサポート機能の充実はありがたいけど、本作はバトルの難易度自体が割りと易しめなので、僕は“アクションフォーカス”でプレイしようかな。どうしても勝てない敵が現れた時はサポート指輪を解禁しよう。
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敵を倒して入手するアビリティポイントを使って、新しいアビリティの習得ができる。武器攻撃連打のコンボに加え、アビリティ技を組み合わせた様々なコンボが可能になり、バトルが俄然楽しくなるな!
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終盤に近づくほど習得アビリティも増え、コンボも複雑になっていく。そんな時はトレーニングモードでコンボの練習をするといいだろう。
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ひたすら斬られて燃やされる可哀想な練習台ゴブリン……。
◆迫力満点、怪獣映画ばりの巨大バトル!
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クライヴが生身で戦う以外にも、巨大な召喚獣同士のバトルも存在する。
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こちらは空を飛ぶフェニックスを操作して敵に火球をぶつける、3Dシューティングのようなバトルだ。
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召喚獣同士がガチンコで殴り合って戦う、怪獣映画ばりの巨大スケールのバトルも存在する。
ストーリーに置いても召喚獣の存在はクローズアップされており、召喚獣同士のバトルは本作のキモといっても過言ではないだろう。
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しかし、僕が本作で一番お気に入りなのは、クライヴの相棒とも呼べる狼・トルガルだ。
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クライヴの少年期には愛くるしい子ども狼の姿で登場し、青年期には一緒に戦ってくれる頼れる相棒だ。
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おやつをあげたり、ナデナデしたりも出来るぞ。
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動物と触れ合えるシステムがあるゲームは、それだけで100点満点をあげたくなる。トルガルの好感度システムは無いと思うが、無限にナデナデしてしまうわ~。
ただ、人間と比べて寿命が短いため、動物が出てくる作品では死別が描かれることも少なくはない。
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あまりナデナデして触れ合っていると、別れの時が悲しくなる。大丈夫だよね?クライヴより長生きしてね……!
50時間ほどでクリア出来ました。サブクエストはあまり消化していないので、すべての要素を堪能すればさらに20時間くらいは楽しめそうです。本文でも書いたように、ゲーム全体の難易度は易しめでした。欲を言えば、1周目からもう一段階難しい難易度を入れて欲しかったですね。
全体的にムービーシーンが多く、バトル中にも頻繁に挿入されます。ムービー中にQTEが発生することもあり、ゆっくり鑑賞できないのは個人的にマイナスに感じました。
オートスローなどの指輪を装備すれば、ド派手な技やコンボが簡単に出せたり、回避アクションのサポートをしてくれたりするので、アクションが苦手な方も快適にプレイが出来ると思います!
『ファイナルファンタジー16』は、PS5向けに販売中です。