Rockstar Gamesとテイクツー・インタラクティブは西部劇ACT『レッド・デッド・リデンプション』のPS4/ニンテンドースイッチ版リリースを発表しましたが、約50ドル(およそ7,000円)というその価格設定についてユーザーコミュニティから疑問の声が上がっています。
リマスター版でもないのに…本作リリースは13年前
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本作は2010年にXbox 360/PlayStation 3向けにリリースされており、2018年には続編の『レッド・デッド・リデンプション2』が発売。『レッド・デッド・リデンプション』では、主人公であるジョン・マーストンが自らの過去と決別するためにギャングやかつての友との戦いに足を踏み入れます。
PS4/スイッチ版では外伝的作品である『アンデッド・ナイトメア』も収録されており、原作とはまた違ったスタイルでの物語が展開していきます。
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スイッチ/PS4版『RDR』はリマスター作品などではなく、移植(conversion)という表現が用いられており、グラフィックスやマルチプレイ非対応といったような部分は当時の仕様のままです。近年では当たり前になりつつある高解像度化や、高フレームレートに対応した『2』相当のクオリティでのリマスターを期待するファンも多かっただけに、一部では不満の声も見られています。
テイクツーは「商業的に適正な価格」と反応
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本作の仕様や価格設定について、テイクツーCEOストラウス・ゼルニック氏は米IGNに対して「これは商業的に適正な価格だと考えている」とコメント。同社のハンナ・セージ氏は『アンデッド・ナイトメア』が同梱されている点を主張し、ゼルニック氏もこの点に触れながら今回のバンドルは「お買い得」であるという見解を示しています。
米IGNはPC版でのリリースやリマスター版に関する質問も投げかけていましたが、テイクツーはPC版についての明確な回答をしていません。リマスター版については「開発チームがその作品に対して持っているビジョンに依るので、明確なビジョンがない場合にはオリジナルのものを提供することがある」と述べながら、タイトルやプラットフォームなどの場合によってはリマスター/リメイクを行うこともあると語っています。
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『レッド・デッド・リデンプション』は8月17日にPS4/ニンテンドースイッチ向けに発売予定です。