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新トレーラー公開と共に2024年2月29日(木)発売が発表され、ますます期待が高まる『FINAL FANTASY VII REBIRTH』。今回は「東京ゲームショウ2023」にて試遊可能なプレイアブルデモを特別先行体験し、気になる実際のプレイ内容を速報でお届けします。
プレイアブルデモには驚きの要素も沢山あり、とても試遊時間で遊びきれないほどのボリュームでした。リリースを楽しみにしているユーザーはもちろん、幕張メッセでプレイアブル試遊権を獲得したラッキーなプレイヤーは限られた時間でのプレイの参考にしてみてください。
ストーリーか、マップ探索か。選べる2種のモード
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今回のプレイアブルデモでは体験可能なモードが2種類あります。
ストーリーをメインに、セフィロスとクラウドの物語を楽しむことができる「FATED BEGINNINGS: SEPHIROTH & CLOUD」。
フィールド体験をメインに、今作の特色でもある広大なワールドマップの一部、ジュノンエリアのワールド探索を楽しむことができる「THE WORLD OF FFVII REBIRTH: JUNON AREA」です。
セフィロスを操作できる!「FATED BEGINNINGS: SEPHIROTH & CLOUD」
バトル難易度:★
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メインストーリーから5年前、クラウドの故郷ニブルヘイムで起きた事件の一部を体験できます。
ニブル山の魔晄炉で起きた異常動作を調査するため神羅カンパニーから派遣されたソルジャー、英雄セフィロスとクラウドが、ガイドのティファと共に山頂を目指します。
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プレイ可能範囲はニブル山の途中、魔晄の泉に辿り着くシーンから洞窟内でのボスバトルを終えるまでです。
天然のマテリアの洞窟だけあって道中にはマテリアや宝箱が沢山で、全て取得しようとするとボス戦まで辿り着けない可能性大。トレジャーハンティングのし過ぎには注意しましょう。
このモードの特色は何と言っても通常プレイアブルキャラクターではないセフィロスを操作できる、作中でも貴重なシーンを体験できるところですね。
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セフィロスの妖刀「正宗」での攻撃は、一定回数攻撃をヒットさせると派生攻撃「突剣」や「剣舞」などが解放されます。派生攻撃は解放直後のみならず、様々な攻撃の後のタイミングに三角ボタンで放つことができ、ヒットするとリミットゲージが増加します。
貴重なセフィロスのリミットブレイク技「八刀一閃」は必見です。
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セフィロスはR1ボタンのガード時「逆襲の構え」状態になります。構えた状態で敵の攻撃に合わせタイミングよく四角ボタンを押すと「パリィ」が発動し、敵の攻撃を弾き返すことができます。
さらに、バトルには本作から実装された「連携」システムが登場。このプレイアブルデモではクラウドとセフィロスの力を合わせた「連携」を楽しめるのも醍醐味です。
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「連携」にも2種類あり、いつでも発動できる連携技と、リミットブレイクのようにゲージが溜まると発動できる特別な連携技が存在しています。
ボス「マテリアキーパー」戦では、クラウドとセフィロスの特別な連携技「クロススパイラル」が使用可能に。お互いへの信頼が垣間見える、息の合ったコンビネーションが楽しめる演出を見られます。
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山頂への道中では、パルクールで山道を登ったり、魔晄炉に入るためのギミックなども体験できます。
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シナリオ部分で特に注目してもらいたいのはクラウドの表情や口調。『FFVIIリバース』でボイスと動きがついたことで、5年後のクールで無関心なクラウドからは想像もできない無邪気な仕草のギャップがあらわに。きっとその差に驚くことでしょう。
この様子にセフィロスが思わず”まるで仔犬”と声を掛けるシーンも……ぜひその目でご確認ください。
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ニブル山頂への道中には、クラウド、セフィロス、ガイドのティファに加え、バトル中にしっかりとティファを守ってくれるあの警備兵も登場。
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原作のような代表キャラクターのみの表示ではなく、マップ上で常に4人が共に行動している様子が見られます。
「東京ゲームショウ2023」で試遊権をゲットし、どちらのモードを遊ぶか悩んでいるプレイヤーで、セフィロスとクラウドの過去を一足早く楽しみたいという方にはこちらがおすすめです。無事ボス討伐まで辿り着けばセフィロスに褒めてもらえるご褒美もありますよ。
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クラウドとセフィロスの絆に注目です。
作り込まれた広大なワールドマップに驚愕!「THE WORLD OF FFVII REBIRTH: JUNON AREA」
バトル難易度:★★
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打って変わって「THE WORLD OF FFVII REBIRTH: JUNON AREA」では、『FFVIIリバース』の特色でもある広大なワールドマップの一部、ジュノンエリアでの冒険を体験できます。
プレイ可能範囲は開始地点から要塞地点ジュノン下部の街・アンダージュノンを訪れ、ボスバトルを終了するまでです。
シームレスに展開される広大なワールドマップには、一度で全てはとても網羅できないほど探索要素が盛り沢山。プレイアブルデモ体験の機会がある幸運なプレイヤーはぜひ時間内にアンダージュノンのボスバトルまで辿り着いていただきたい。
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『FFVIIリバース』でのストーリー的には、黒マントを追いミスリルマインを抜けた後、神羅からの逃亡の旅を続けながら「山チョコボのベル」とともに広大な荒野を進んでいく途中です。
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ミスリルマインから出たシーンからのプレイ開始。目の前で、並んだ黒マント男たちが無抵抗で巨大な鳥にさらわれていく……その様子にクラウドたちもビックリ。コンドルフォートらしき場所の言及も!この巨大な鳥と関連が……?
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操作可能キャラクターがクラウドとセフィロスのみだった別モードに対して、本モードではクラウドを筆頭に、ティファ、エアリス、バレット、そして前作では登場するもののプレイアブルキャラクターではなかったレッドXIIIの5名を入れ替えてバトルを楽しめます(※クラウドの選択は必須。)
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前作のレッドXIIIのように、『FFVIIリバース』にも、登場するもまだプレイアブルにはならないキャラクターも存在するそうです。
今回ついにプレイアブルになったレッドXIII。バトル時には「リベンジゲージ」という、敵の攻撃をガードすると溜まっていくゲージがあり、溜まると特殊なスキルを使用することができます。
別モードにも登場した各キャラクター特有の「連携技」要素はこちらのモードでも使用可能です。同じキャラクター同士の組み合わせでも、メインで操作しているキャラクターによって違う技を楽しむことができます。
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クラウドとティファを投げ飛ばして攻撃する(!)「チェイスメイト」では、がしっと手を握り合う様子が胸熱!バトル中にもキャラクターたちの絆が垣間見えます。
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今回は特別に最初から乗れるようになっている山チョコボのベルですが、プレイアブルデモではプレイ許容範囲外まで進めてしまうため山は登れない仕様です。本編ではシンボルが表示されている崖をトレイラーのように登れるそう。製品版が楽しみですね。
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ちなみにロングスカートのエアリスは横乗りになるなど、それぞれの個性が表れているチョコボの乗鳥スタイルですが、本作ではレッドXIIIもチョコボに乗鳥。獣on獣なそのライディングスタイルは必見です。
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このプレイアブルデモには体験できる要素がとにかく山盛りで、とても時間制限内では全てを回り切ることができないほど。それぞれのプレイヤーで体験も異なり、その全てで違う驚きと興奮を楽しめることでしょう。
体験可能な要素をいくつか挙げると、マップ上の拠点を巡ってのモンスター討伐、チョコボファームでの愛鳥の装甲のカスタマイズ、チョコボとのトレジャーハントや、マップ上の素材集め。そしてその素材を使用したアイテムクラフトなどです。さらにはかわいいチョコボと追いかけっこをし、ファストトラベル位置の捜索と、試遊版だけでも新要素が盛りだくさん。製品版でのやり込みも相当楽しめそうだと感じられます。
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マップ上にはいたるところに素材がたくさんです。近くを通ることで入手できる素材以外にも、チョコボに乗って「におい」を頼りに地中に隠された素材を探すこともできます。
集めた素材はアイテムクラフトに使用可能。回数をこなすとクラフトレベルが上がり、さらに色々な種類のアイテムを生成できるようになります。
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マップ上の小さなかわいいチョコボと追いかけっこもできます!マップ上の小さなチョコボに導かれるまま進んだ先には壊れたチョコボストップが。直してあげると、広大なマップ上で希望の地点にすぐに戻れる便利なファストトラベル地点として使用可能になります。
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チョコボストップを直した後はチョコボを愛でることができます。それ以上の効果はなく、特に意味も無いそうですが、かわいいのでつい永遠に撫でてしまいます……。クラウドも思わず笑顔になっているところにも注目。
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チョコボストップでは回復とセーブも可能です。ここで回復するにはクラフトでも作ることができた「ざぶとん」が必須アイテムです。お尻は清潔に……。
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モンスター討伐はワールドマップで位置の確認ができるようになっています。
それぞれのミッションの達成条件も設定されていて、コンプリートするとなるとかなりやり込みが期待できそうです。プレイアブルデモでのバトル中は戦闘のコツを教えてくれるアナウンスもありました。
ワールドマップ上ではさらに、うさぎや野鳥が自由に駆け回る様子さえ見られます。この驚愕の作り込みは、もちろんどの場所もシームレスに展開されます。
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原作では想像の中のみだったジュノンの土地柄や人々の暮らしも垣間見え、ただ風景を楽しんだり、映える場所を探して写真を撮るだけでもかなり楽しめそうです。コスタ・デル・ソルやウータイ、温泉が沸くミディール周辺など、他エリアも気になります。時間制限ありのジュノンエリアだけでもここまで楽しめるなんて、本編は一体どうなるのか期待大ですね!
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また、原作ではPHSで呼び出していたバトルパーティに組み込まれていないメンバーも、今作では一緒に後ろをついて来てくれて賑やかな雰囲気を楽しめます。バトル中にもちゃんと遠くから見守っていてくれる様子も確認でき、その作り込みの細かさに、とにかく驚かされます。
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デモではマップ探索とやり込み要素にハマりすぎてしまわないよう注意しつつ、ぜひ驚きの要素が山盛りのアンダージュノンの街まで到達していただきたいところです。新キャラクター「ロドナー」との出会いや、原作にも登場したプリシラとのやり取りも見ることができます。
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プリシラに呼ばれて向かった先には……なんとユフィが!
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プリシラとの関係性やストーリーへの関わり方も気になるところですね。それと、原作で見られたイルカとクラウドのコラボレーションもパワーアップして健在です。(どうやらクラウドのプリシラへの人工呼吸シーンはなさそうでした)
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百聞は一見にしかず、本作の大きな特徴の一つ、想像を超えた作り込みの広大なワールドマップを体験できるのはこちらのモードです。
なお、編集部では今回、『FFVIIリバース』スタッフに特別インタビューの機会を得ました。本稿とは別で気になる新情報や裏話をそちらではたっぷりお届けしていますので、ぜひあわせてご覧ください!