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ソニーグループのネットワークに侵入し、盗んだデータを販売すると脅迫する犯罪グループが現れたとの報道を受け、ソニーは英IGNに対し声明を出しました。
買い手が見つからなかった場合、9月28日にデータを公開と脅迫
セキュリティ関連ニュースを扱う海外メディアCyberSecurityConnectが報じた本事件は、Ransomed.vcと名乗るランサムウェアグループによるもので、「ソニーのすべてのシステムを侵害することに成功した」と主張しています。また、その証拠として内部ログインページのスクリーンショット等のハッキングを証明するデータも投稿したそうです。
Ransomed.vcは当該データを販売するし、買い手が見つからなかった場合、9月28日にデータを公開するとの脅迫行為も予告。ソニーによる声明は「現在状況を調査中であり、現時点でこれ以上のコメントはない」という短いものでしたが、問題を認識していることが確認できます。
証拠データの規模が小さいとの指摘も
2011年の大規模な個人情報漏洩が想起される今回の事件。一方で公開されたリーク全体のデータツリーが侵害の規模にしては小さく見えるといった指摘もあり、今後の続報が待たれます。