Game*Spark編集部がオススメする9月第5週の特選インディー3選をお届け!
今週は、操作キャラが死亡すると家族が後を継ぐポストアポカリプスサバイバル『Survival Bunker』、たくさんの猫と可愛らしいデザインが特徴の日本風ADV『ミネコのナイトマーケット』、異種族ホテル経営シム『Yog-Sothoth’s Yard』の3本です。
Survival Bunker
本作は、ポストアポカリプス世界の生存者の一人としてゾンビが蔓延る世界を生き残るオープンワールドサバイバルゲームです。Df Games Studioが現在開発中であり、先日にはSteamストアページも公開されています。
プレイヤーの目的は、数少ない生存者が生き残るために地下にバンカーを建設し管理すること。しかし、それを実行するためには広大な地上の世界に踏み出さなくてはなりません。地上にはゾンビや危険な動物、さらに敵対的な人間の集団がプレイヤーに襲い掛かってきます。そんな世界をプレイヤーは、ソロもしくは頼れる相棒の犬やドローン、車などを使って探索します。
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また、開発によるとキャラクターは従来のレベルアップ方式というより、『Fallout』シリーズのようにスキルやタレントの取得によって成長していくとのこと。外交スキルを上げれば対話の選択肢が広がり、戦闘関連のスキルを上げれば戦いが楽になるようです。さらに、クラフトでステータスを向上させる装備も作成できるようです。
世界を探索していると、友好・敵対的な生存者と遭遇することもあるでしょう。彼らとは対話や交渉を試みることができ、その結果によってグループや個人に影響を与えます。評判が悪いと交流が難しくなり、逆に評判が良いとメリットを得られるようです。ランダムなイベントも用意されており、単純なものから困難なものまでさまざまです。
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生き残るには空腹、喉の渇き、疲労の管理も重要。また、病気や怪我のリスクも存在します。健康を保つにはバンカーにおいて、食料を供給する温室や診療所、発電機室などの建設が不可欠です。バンカーでは高度な配線システムが導入されており、配線のレイアウトやエネルギーの節約なども大切になってきます。そんなバンカーは難攻不落の要塞ではありません。時にはゾンビの大群や敵対的な人間集団が押し寄せることがあるため、トラップやセキュリティシステムによって安全を確保する必要もあるようです。
本作では操作キャラクターが死亡した場合はそれで終わりではありません。もし死亡した場合は配偶者や子供に役割が引き継がれ、そのキャラクターとしてプレイを続けることになります。死亡した場合はスキルやバンカーコミュニティでの信頼などは引き継がれず、士気にも悪影響を及ぼします。しかし、アイテムや資源は新しいキャラクターに引き継がれ、死亡することによって発生するシナリオやチャレンジもあるとのことです。
開発公式X(元Twitter)によると、近日Kickstarterキャンペーンの実施も予定しており、公式YouTubeチャンネルでは定期的に開発の進捗動画も投稿されています。
タイトル:Survival Bunker
対応機種:PC(Steam/Epic Gamesストア)
発売日:未定
価格:未定
日本語:なし
ミネコのナイトマーケット
Humble GamesおよびMeowza Gamesは、日本風の村を舞台にしたソーシャルシミュレーション・アドベンチャーゲーム『ミネコのナイトマーケット(Mineko's Night Market)』の配信を開始しました。
本作では日本っぽい島の、ふぐ山の麓にある新しいおうちに引っ越してきた好奇心旺盛な女の子「みね子」が、かつては栄えていた村に過去の栄光を取り戻すため、日常を平和に過ごし、色々な仕事をこなし、お使いにでかけ、毎週のナイトマーケットに向けてふしぎなアイテムを作ったりします。ゲームには島の人々が崇拝する太陽猫の日光さんをはじめ、多くのネコや猫やねこが登場します。
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町ではパレードや猫レーシング、ステージパフォーマンスに参加したり、パズルを解いたり、立入禁止の場所に変装して忍び込んだり、不思議なアイテムを作ったり、町民と交流したり、四季を楽しんだりとさまざまなことができるようです。
タイトル:ミネコのナイトマーケット(Mineko's Night Market)
対応機種:PC(Steam)/ニンテンドースイッチ/10月26日にPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One版も配信予定
発売日:9月26日
価格:1,980円
日本語:あり
Yog-Sothoth’s Yard
本作はドラゴン・精霊・人間が共存する世界が舞台。プレイヤーは相続した古い別荘を改装し、借金返済のために高級ホテルを経営するシミュレーションゲームです。
従業員には卓越した剣術の腕がありながら料理人となったエルフ「The Spirit Hunter」、錬金術を使ってゲストを召喚する「The Dragon Alchemist」など、ユニークな外見、性格を持つ多様なキャラクターが登場し、それぞれのキャラクターには独自のストーリーが用意されています。
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ただのホテル経営シムかと思いきや、美しいホテルの庭には人喰い植物が生え、開発可能な「森」には楽しいレクリエーション施設があるだけでなく、さまざまな事情で発生した遺体を高効率な森の“自浄作用”でなんとかしてくれるオマケつき。さらに22の異なるエンディングが用意されています。
タイトル:Yog-Sothoth’s Yard
対応機種:PC(Steam)
発売日:10月20日
価格:未定
日本語:なし
UPDATE(2023/10/7 19:25):『Survival Bunker』の表記を修正しました。コメントでのご報告、ありがとうございました。