これまでバイトは全て初日でバックレた筆者ですが、ゲームに関してだけは辛抱強い方だと信じていました。しかし、それでも本気で心が折れかけたのは久しぶりです。いわゆる“死にゲー”の類かは不明ですが、とにかく難しいゲームを探しているという方にはうってつけの一品となるでしょう。
というわけで今回は、2023年11月9日に配信された弾幕シューティング『Devil Engine: Complete Edition(デビルエンジン:コンプリートエディション)』の気になる内容を紹介します。
『Devil Engine: Complete Edition』とは!?
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本作は、Protoculture Gamesが開発した横スクロール弾幕シューティング。古き良き時代を感じるドット絵、ハイテンポのテクノミュージックなど、往年の名作に影響を受けたクラシックスタイルが特徴的な作品です。ベリーハードが既定の難易度となっており、情け容赦ない本格的なシューティングが楽しめます。
また、本作は日本語を含む複数言語に対応。本編よりさらに難しいDLC「イグニッション」も収録されているので、これから初めてプレイする方にも最適です。
本作に登場する機体をワンポイント解説!
◆スカサハ
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パワー方面に性能がふり切れているイエローカラーの機体。通常ショットで大量の散弾をまき散らす制圧力に加え、サブショットでロックオン弾、回避技として敵と敵弾を消し去る全体攻撃のサージが使えます。ただ、サージはメーターが溜まっている状態でないと使えないので、基本的には手動で回避するしかない点に注意が必要です。
◆アンドラステ
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防御性能が高いレッドカラーの機体。パワーアップによって通常ショットが散弾、直線レーザー、ホーミング弾の3種類に変化するのが最大の特徴です。強攻撃のボムもパワーアップに応じて変化し、バーストで周囲の敵弾を消せるなど、使いやすさ抜群のオールマイティな性能をしています。
◆ブーディカ
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おそらくはバランスタイプのパープルカラー。上下と直線、爆発弾を含む3種類のショットを使い分ける手数の多さが魅力的な機体です。さらに、ショットボタンの組み合わせで派生するオーバーウェポンに加え、バリアも展開できる高スペックで明らかにこの機体だけ優遇された性能をしています。
手堅い本格STG!なごむドット絵・アガる音楽
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どこか見覚えのある思い出深いレトロなゲーム画面。32ビットという懐かしい響きの時代から影響を受けた本作は、ドット絵を見るだけで涙を流す筆者はもちろん、3Dグラフィックが当たり前のイマドキ世代まで唸らせる堅実な作りをしています。
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横スクロールの自動移動によってプレイヤーに求められる操作が最小限に抑えられ、小難しいシステムもほとんどありません。その分、わらわらと現れる無数の敵が吐き出す弾幕を回避し、確実に敵を撃ち減らしていく集中力が求められます。これが伝統的なシューティングゲームの醍醐味です。
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ただ、本作は用意されている難易度がベリーハードとベリーイージーの二択。ベリーイージーは後で解除されるので、とりあえず最初は失敗覚悟で突入し、こてんぱんにやられて本作が誇る高難易度を身を持って体験してみましょう。
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プレイにあたって選べる機体は、パワータイプのスカサハ、防御タイプのアンドラステ、そして謎のBALタイプ・ブーディカの3種類です。それぞれ性能がかなり異なっていて、使い方も全く別物。チュートリアルで使用するアンドラステが平均的ですが、このあたりは自分のプレイスタイル、好みで選んで問題ありません。
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倒した敵が落とすパワーアップアイテムも機体ごとに違いますが、取得すると性能が大幅にアップして敵を倒しやすくなります。連続で敵を倒して画面左上のコンボメーターが溜まると、それに応じて技の範囲が広がったりするほか、スコアによってボムや残機が増えるのもポイントです。
とにかく、敵をたくさん倒すほど有利な状況を作れるので、被弾を避けつつ攻撃し続けることが効率的なクリアに繋がることを意識してプレイしましょう。
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真面目に激ムズ!台パン待ったなしの絶望弾幕
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本作をプレイした方はすぐに分かると思いますが、割と最初のステージの冒頭から敵が波状弾幕や突撃を繰り返し、プレイヤーを画面端へ追い詰めてきます。本作には機体の耐久ゲージのようなものはないので、敵の弾が当たった瞬間に大爆発を起こして消滅。残機がひとつ引かれるという仕様です。
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ボス戦では、巨大な敵に画面の半分以上を占領されることも多く、残りわずかなスペースで移動を制限されながら戦うことになります。後のステージになるほどボスの強さが格段に跳ね上がり、道中のザコ敵もガード不可能な物理技を絡めてきたりと、ベリーハードの看板が伊達ではない本作の難しさを思い知らされました。
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そういうわけで、全体的な難易度はかなり高いです。それに対する救済としてベリーイージーが用意されているので、あまり激しいシューティングが苦手という方はそちらを選択してプレイしましょう。その他にも、プレイを続けることで様々な要素が解禁され、コンティニュー回数が増えることで多少の力押しもできるようになります。
筆者もはじめはステージ1~2あたりで足止めを喰らいましたが、システムへの理解や冷静な対処を少しずつ学び、ベリーハードのまま後半ステージまで行けるようになりました。コツとしては、ボムなどの強力な攻撃を惜しまず使って生存を優先し、たとえ負けても何度も挑戦してボス戦での立ち回りを確立することです。
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DLC「イグニッション」のステージは最初から敵が全力で攻撃してくるのもあり、まずは本編をクリアしてから挑むべきでしょう。そして、アンロック要素として存在するチャレンジは与えられた課題を達成する短編のようなものですが、これが本気で難しすぎてクリアできる気配すらしなかったので、もはやエンドコンテンツと化しています。
この時代、純粋に難しいという意味ではなかなか稀有なタイトルだと思うので、我こそはというハードコアゲーマーの方、ちょうどいい脳トレを探していた筆者世代の方もこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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スパくんのひとこと
段階的なレベル構成だから理不尽さはないけれど、これは本気で難しいスパね!もしアーケード筐体だったら、台パンからの店員との取っ組み合いになってるスパ!
タイトル:Devil Engine: Complete Edition
メーカー:Poppy Works、Protoculture Games/Beep Japan
対応機種:PS5/PS4/ニンテンドースイッチ
筆者がプレイした機種:PS5
発売日:2023年11月9日
記事執筆時の著者プレイ時間:2時間
価格:3,080円(PS5/PS4版)