11月12日に開催された同人・インディーゲームイベント「デジゲー博2023」にて、筆者が注目するゲームを実際に遊んできました。今回紹介するのは『スゴイツヨイトウフ : とうふのアクション』です。
突然ですが、みなさん豆腐は食べてますか？ 我々日本人にとって馴染みのある豆腐は、そのまま食べても美味しいですし、味噌汁にいれても美味しい。筆者は出来立ての厚揚げ豆腐を食べるのが大好きです。なんでこんな話をしているのかというと、本作の主人公は豆腐であるからです。そうです、そのまんまプレイヤーはただの豆腐になります。
豆腐はプレイヤーが操作すると面白いくらいぷるんぷるん動くので、操作しているだけでも気持ちよく、癖になります。あまりにも気持ちよくぷるぷるさせて、高所から落下させてしまうとすぐにボロボロと崩れてしまいます。そう、これはあくまで「豆腐」であるということは忘れてはいけません。豆腐はもろく崩れやすいのです。そんな本作の主人公「豆腐」の目的はただひとつ。「真のとうふになる」ということだそうです。
この身がボロボロと崩れ落ちようとも、リプレイが止まらない！！
ゲームは基本的には2Dプラットフォーマーとされており、基本操作は移動とチャージしてジャンプや攻撃にもなる「スマッシュ」のみとなっています。スマッシュでなにかにタックルしたときは何故か豆腐は崩れません。ボタンを長押しすると豆腐は高くジャンプすることができ、この操作感が『アングリーバード』を彷彿とさせます。コースの最後には味噌汁が入ったお茶碗が設置されており、そこに飛び込むとコースクリア。味噌汁の具になることが「真のとうふになる」ということなのでしょうか？
豆腐は敵からの攻撃を受けたり高所から落下するとすぐに、ボロボロと崩れ落ちゲームオーバーとなってしまいます。このあたりのバランスこそ、本作の面白さであると感じました。
失敗してもすぐに直前でリスポーンして、プレイを再開できる点もテンポが良く、2Dプラットフォーマーの良さでもある「ついつい遊んでしまう」という面白さや魅力に溢れたタイトルでした。
Steamでは体験版も配信されているので、本作を今晩の夜食代わりに是非味わってみてはいかがでしょうか？いくら食べても太りませんよ！
