Valveは、1998年にリリースした『Half-Life』の発売25周年を記念し、11月21日午前3時までの期間限定でSteamにて無料配布を開始しました。あわせて同作の開発を振り返る1時間超に渡るドキュメンタリーを公開しているほか、本編にも多数のアップデートやコンテンツが追加されています。
『Half-Life』はコアゲーマーなら説明不要のValveが手掛けた歴史的FPSです。リリース当時は従来のFPSの要素に加え、リアリティのあるストーリーテリングやシチュエーションを持ち込んだ点において高い好評を得ました。後に独立したシリーズとなる『Counter-Strike』も大元は本作のModとして開発されていました。
25周年を記念した無料配布に止まらず、大型のアップデートや今は正規には入手できないコンテンツの追加、さらには当時の開発陣による1時間を超えるドキュメンタリーも公開されています。
今回のアップデートで追加・修正された内容は以下の通りです。
販促用のデモ版だった『Half-Life: Uplink』のコンテンツを本編に追加
4つの新たなマルチプレイヤー用マップの追加
CONTAMINATION
POOL PARTY
DISPOSAL
ROCKET FRENZY
現代の環境にあわせたグラフィック設定の見直し
コントローラーとSteamネットワークへの対応
Steam Deck対応
UIの高解像度モニタ対応
1998年版のメインメニューやValveロゴ入りイントロムービーの復刻
アルファ版に実装されていたIvan the Space BikerとProto-Barneyをマルチプレイのスキンとして導入
「Half-Life: Further Data」のコンテンツを実装
3つのマルチプレイヤー用マップ
2つのマルチプレイヤー用スキン
多数のスプレー
その他多数のバグフィックスも含まれており、詳細は25周年記念サイトをご確認ください。また、『Half-Life』の無料配布だけではなくシリーズ各作品もセールを実施中です。各作品の割引はSteamの特設ページで確認できます。
なお、以前のバージョンについてはベータブランチに残され、Modや不具合がある場合はそちらを引き続き利用することも可能とのこと。ただしValveは今回のバージョンを決定版として考えており、サポートも引き続き行っていくとのこと。そのため『Half-Life: Source』については販売は継続し、そのアセットも引き続き利用可能ではあるものの、ストア上での表示は減らしていく方向だということです。