Rockstar Gamesが12月5日に公開した『グランド・セフト・オート6』のファーストトレイラー。その中に登場する顔面タトゥーの男性キャラクターが自分をモデルにしているとして、とある人物が使用料を求めています。
“フロリダのジョーカー”がRockstarに200万ドルを求める
使用料を求めたのは、元タトゥーモデルのローレンス・サリヴァン氏。同氏は2017年に逮捕された際、顔面に「Joker」という文字や裂けた口、真っ黒な目元などやや不気味なタトゥーに加え、ネオングリーンの髪という組み合わせによって、「フロリダのジョーカー」と話題になりました。
そんな同氏がTikTokに投稿した内容によれば、『GTA6』のトレイラーに自分そっくりなキャラクターが登場しているとのこと。確かに映像の1分5秒頃には同氏のように顔面にタトゥーを施した人物が逮捕され、オレンジの囚人服を来た人物が収められており、ファンからもこのフロリダジョーカーがモデルではないかと推測する声が多数見られます。

同氏はRockstarに対して、「話がしたい」とコメント。「気のせいだ」という声には怒りを表明し、「俺の肖像を奪い、俺の人生を奪った」と述べ、Rockstarに対し100万ドルから200万ドルの使用料を要求しました。
『GTA V』でも同様の事例
こういった騒動は、『GTA V』でも起こっていました。同作のミッションに登場するキャラ「レイシー・ジョナス」、そしてロード画面やボックスアートに登場する金髪白人女性のキャラのモデルとして肖像を無断利用されているとして、米俳優のリンジー・ローハンが2度の裁判を起こしていました。

しかしながら、その両方でリンジー・ローハン側が敗訴、もしくは棄却という結果になりました。そのため、訴えを起こしたとしても勝てるかは不明。一方で本件はリンジー・ローハンの裁判よりも明確にモデルであると言えそうなことから、異なる結果になる可能性もあります。どちらにせよ、今のところはまだローレンス・サリヴァン氏がTikTokで映像を投稿しただけに過ぎません。
『グランド・セフト・オート6』は、PS5/Xbox Series X|S向けに2025年発売予定。同シリーズらしい社会風刺ネタにも期待がかかります。
※UPDATE(2023/12/11 11:53):見出しおよび本文中の金額を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。
※UPDATE(2023/12/11 13:16):本文内の文章を一部修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。