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ギネスブックにも記載されるほどの大規模会戦など多くの話題を提供してきた『EVE Online』ですが、人間のリーダーの代わりにAIを据えた企業が登場しました。
ChatGPTのDiscordボットを主体とする月例の評議会による企業運営の他、人材登用など様々な面でAIが活躍しているとのことで、SFMMOを舞台になんともSFチックな組織が登場した形となります。
これぞAI新時代!AIに率いられた組織の未来やいかに?
話題となっているのは『EVE Online』ゲーム内にプレイヤーによって設立された企業「Neural Nexus」。同企業では月例の評議会で組織運営を行っているそうなのですが、なんとその主体はAI。ChatGPTのDiscordボットとの協議という形で組織に大きな影響を与えうる“重大事項”を話し合うというから驚きです。
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他にも人材登用や船の命名、ロゴ作成から企業のウェルカムメッセージといった事柄までもAIが活躍する「Neural Nexus」は、『EVE Online』を運営するCCP Gamesも「AIによる企業運営」という初の試みということもあり、その動向を注視しているとのこと。
ポータルサイトでは「AIを活用することで、人類の想像力による独創性と先進的な機械の力の組み合わせにより初の“AI帝国”を築く」としており、SFMMOにふさわしいSFチックな試みはなんとも興味深いものがあります。
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ただし、日々の活動におけるAIの活用を推奨しているもののAIへの依存・委任までは推奨していないそうで、ガイドラインでは「AIは強力なツールなれど無謬に非ず、メンバーとしてAIのアドバイスに従う時には状況に応じて各自判断すべし。」としており、あくまでその線引はしっかりと行われているようです。
AIと人間の共存という旗のもとに誕生した「Neural Nexus」ですがその行く先がいかなるものとなるか、SF好きとしては引き続き注目していきたいところです。