AMDは同社の開発する超解像技術「FSR3」のDirectX12および「アンリアルエンジン5」を対象とする全ソースコードとDLLファイルを公開しました。
今回のオープンソース化により、採用作品の増加の足がかりとなるのではないかと期待を集めています。
最新技術が待望のオープンソース化!採用タイトル増に繋がるか?
「FSR3」はAMDが開発する超解像技術「FSR」の最新バージョンで、従来の超解像技術に加えフレーム補完技術「Fluid Motion Frames」によるフレームレート向上などが主な機能となります。
今年の9月末にリリースされた新しい技術で、「AMD Radeon」や「Nvidia GeForce」などの幅広いGPU環境で使用可能である点も特徴と言えます。
ただ、リリース時点で対応タイトルが『Forspoken』『アヴェウムの騎士団』のみと少なく、12月発売の『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』もようやく登場したという段階です。その他の採用タイトルでは順次実装予定とされており、現在のところ広く採用されているというわけではありません。
今回のオープンソース化では全ソースコードとDLLファイルが公開されており、マニュアルでの実装とDLLライブラリの更新のどちらでも実装が可能。AMDは既にFSR2に対応した作品であればFSR3への更新を推奨するとしています。
従来の超解像技術に加えフレーム生成という、フレームレートを追求するゲーマーにとって強力な最新の技術をより身近なものとできるか否か、ひとえに採用作品増加に繋がるかが鍵と言えるでしょう。
オープンソース化の結果がどうなるか、ゲーマーとしては引き続き注視しておきたいところです。