マイクロソフトは、Xbox部門幹部のメンバーを変更を発表し、Activision Blizzardの元CEOであるボビー・コティック氏が退任する日付を明らかにしました。The Vergeが報じています。
全体的な幹部改編へ
この変更では、ゲームコンテンツ・スタジオ部門のトップであるマット・ブーティ氏がゲームコンテンツおよびスタジオのトップに昇格。Xbox Game Studiosに加え、ベセスダ・ソフトワークスとActivision Blizzardのすべてを監督下に置きます。
加えて、ゲームクリエイター向けのサービスなどを統括しメディア露出も多いサラ・ボンド氏はXboxというプラットフォームとハードウェアに関する仕事を指揮する立場に昇格します。
その他にも全体的な幹部改編が行われましたが、特に目を惹くのはActivision Blizzardの元CEOであるボビー・コティック氏が退任する日付が明らかになったことです。
セクハラ問題を隠蔽していたとされる人物
ボビー・コティック氏は1991年にActivision BlizzardのCEOに就任して以降、『コール オブ デューティ』や『World of Warcraft』、『キャンディークラッシュ』を始めとした同社の数々の成功を導いてきました。
その一方で、2021年に同社で起こったセクシャルハラスメントを始めとした性的不祥事を隠蔽していたことが報道されており、元社員などからは強く非難されるという一面がありました。
同氏が2023年末に退任することはすでに決まっていたことではありますが、今回はついに正式に退任する日付が決まったという形です。
Xbox傘下の大幅な改編により具体的にどのように変わっていくかはまだ明らかになっていませんが、Xboxコンソールやクラウドゲーミング、ファーストパーティタイトルやActivision Blizzard作品のGame Pass追加など2024年は注目が集まりそうです。