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『アトリエ』シリーズ最新作として2023年9月23日にスマートフォン版が配信開始し、Steam版も2024年1月10日に配信される『レスレリアーナのアトリエ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~(レスレリ)』。本作には、「レスナ」「ヴァレリア」といったニューフェイスに加えて、『アトリエ』シリーズ1作目の「マリー」から、最新作の「ライザ」まで歴代の主人公やキャラクターが勢揃いしており、ファンを楽しませています。
さて、26年続く『アトリエ』シリーズ作品の中で、筆者が好きなのは『アーランド』シリーズです。
本シリーズは、2009年に発売されたPS3版『ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~(ロロナのアトリエ)』からはじまり、『トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~(トトリのアトリエ)』『メルルのアトリエ~アーランドの錬金術士3~(メルルのアトリエ)』、そして『ルルアのアトリエ ~アーランドの錬金術士4~(ルルアのアトリエ)』へと続く作品群。
イラストレーターは、透明感のあるイラストが魅力の「岸田メル」氏。『アトリエ ~アーランドの錬金術士1・2・3~ DX』プロモーション映像では、自身がナレーションを務め作品の魅力を伝えています。
筆者はその中でも特に、「トトゥーリア・ヘルモルト(トトリ)」がお気に入り!本稿では、シリーズを通して成長する「トトリ」の魅力を語ります。
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◆初登場時から、「トトリ」は可愛さに溢れていた!
トトリは、アーランドシリーズ第2作『トトリのアトリエ』にて主人公を務めたキャラクター。筆者がアトリエシリーズを初めてプレイしたのもこの作品です。
本作は、主人公「トトリ」が前作の主人公である「ロロナ」と出会って錬金術師士に。そして、行方不明になった母親を探すために国公認の冒険者となり、様々な経験を経て成長していくといった物語です。マルチエンディングとなっており、すべての条件を満たすと到達するTRUEエンドは感動します。
そんなトトリの魅力は、とにかく可愛いに尽きます。特に少女時代から成長して錬金術士っぽい服装になってから、その魅力は天井知らず。
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このユニークな服装については作中でも言及があり、ロロナの師匠にあたるアストリッドが「可愛い服装を着るべき」という考えを持っていたことから、ロロナがトトリに着せたとされています。
見た目の可愛さは言うまでもありませんが、移動する際に腰にある尻尾のようなものがひらひらとするのが、見ていて飽きません。また、短めのスカートでふとももがバッチリ見えているのもポイントです。
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トトリの性格は、最初は少しわがままなところがあり天然。冒頭、錬金術による調合で、アトリエシリーズお約束の爆発をさせてしまい、姉である「ツェツィーリア・ヘルモルト(ツェツィ)」に怒られるシーンからも、子供っぽさが窺えます。しかし物語が進むにつれて成長し、そういった一面は少なくなっていきました。
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また、的確で怒りにくい毒舌も魅力で、同年代のキャラクターはもちろん、師匠のロロナや年上のキャラクターにも容赦ありません。
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そしてネーミングセンスも独特。調合の手伝いをしてくれる小さなホムンクルスに「ちむ」と名づけ、さらに、追加される計5人それぞれにも個性的な名前をつけました。
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トトリを語る上では、「ミミ・ウリエ・フォン・シュバルツラング(ミミ)」という存在も欠かせません。彼女は名家のお嬢様であり、国中に自分の名を響かせようと冒険者になりました。プライドが高く高飛車ですが、努力家で卑屈なことが嫌い、ツンデレな性格です。
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二人の出会いは、トトリが冒険者免許を貰いにお城に向かった時のこと。とあるキッカケからミミがトトリに突っかかるようになりますが、その後仲間になり共に冒険することに。
冒険を通じてお互いを知り、関係性が深くなっていく過程がとても尊く、個別エンディングでは先に続くシリーズの一端が垣間見えるのでぜひとも観てほしいです。
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余談になりますが、アーランドシリーズは各作品毎にサービスイベントがあります。『トトリのアトリエ』では、錬金術で水着を作成するイベントが印象的でした。
また、仲間キャラクターが道具の作成を依頼してくることがあり、その依頼内容はランダムなため、時には男性キャラクターが「青色ビキニ」を依頼するなんて事態も。いくらトトリが魅力的でも許せません。
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◆大人になって、より魅力が増す「トトリ」!
トトリは、シリーズ続編に年齢を重ねた姿で登場。『メルルのアトリエ』では、随分と成長した雰囲気になっており、衣装の色味も派手さがなくなったものの、それがまた良い。短めのスカートと紺のブーツによって生まれた、絶対領域がとても素晴らしいものになっています。ちなみに、筆者的には少女時代よりもこちらの方が好みです!
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精神的にも一回り大きくなっており、ストーリーを通じてメルルの良き師匠となっています。アストリッドにより子供にされたロロナなどとのやりとりも新鮮で、非常に面白かったと記憶しています。
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一方、相変わらずの的確な毒舌は健在。むしろ切れ味が増しているかもしれません。前作から引き続き登場したミミとあわせて、トトリの毒舌とミミのツンデレ、そして二人の友情を存分に楽しむことができます。
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『メルルのアトリエ』の最後には、『新・ロロナのアトリエ』の延長戦につながる物語が展開されます。その内容は、メルル時代のトトリとメルルが過去から元の時代に戻るために奮闘するというもの。これまでとは微妙に異なる関係性ながらも、師匠であるロロナに対して尊敬を持ち続けて丁寧に接するトトリがとても素敵です。
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さらに時が進んだ『ルルアのアトリエ』でトトリは、より洗練された一人の女性に変化しました。代名詞だった無自覚の毒舌も気にするように。初登場した13歳の頃を思い返すと、感慨深いものがあります。
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『ルルアのアトリエ』のトトリは、ダウンロードコンテンツとして戦闘パーティーに参加。武器が杖ではなく、本になっています。少女の頃に何百、何千回と振り回していただけに少し残念です。
しかし、この武器は本作における重要なアイテムである「アルケミリドル」から発想を得たもの。それほどのものを作成できるくらい、一人前の錬金術士として実力を積んでいると実感できるのは良い点です。
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また、親友のミミも本作に登場。トトリの護衛を務めており、冒険者の中でも有数の実力者となっています。気になる二人の関係は、さらに深まっている様子。トトリの魅力やミミのツンデレがパワーアップしたようなイベントに心が踊ります。
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複数の作品に渡って描かれるトトリの魅力は、一言で表せないほど可愛い。ストーリーが進むにつれて年齢を重ね、成長した姿を見せてくれる『アーランド』シリーズは、とても尊いものがあります。
このように、トトリを語るには大人になった姿まで含めるのが欠かせません。しかし、現時点で『レスレリ』に実装されているトトリは、少女時代の彼女のみ。さらに親友であるミミは未登場です。
ぜひ2024年こそは“大人になったトトリ”など、成長したキャラクターたちも登場してほしい!Steam版が配信開始となる今、切に願っています。