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インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン4」が1月20日から21日にかけて開催されました。本記事では、同イベントで試遊展示されていたハルカナゲームの自由配置型タワーディフェンス『PrincessDefence Crowns』をご紹介! こちらはタワーディフェンスにカードRPG的なジョブチェンジシステムやローグライク要素を搭載したタイトルです。
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『PrincessDefence Crowns』は、タワーディフェンスの定番である「モンスター(敵)の侵攻ルート」が流動的になっていることが特徴。各waveごとにモンスターの侵攻ルートが変わるため、毎waveごとに“射程と侵攻ルートの管理”が重要になってくるシステムなのです。
本作の敵は、前waveで配置したユニットを避けて通ろうとしてきます。そのためプレイヤーはwave開始時に配布される「ユニットカード」や「ジョブカード」を使って対処していく必要があります。「敵の侵攻をさばいていく」というタワーディフェンスらしい魅力に「侵攻ラインのコントロール」という新たな楽しみが与えられており、かなり爽快感がありました。
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侵攻ルートが変わるということで、毎waveごとに“戦いに絡めないユニット”が発生していきます。その場合は配布されたジョブカードから、“配置済みのユニットのジョブを変化させ、攻撃射程を変えていく”などの手段が必要になります。
限りある手札の中から、効率よく「敵に最大火力を叩き込める布陣」や「後のwaveを見据えた温存型の布陣」を作り出していきましょう!
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本作のウリとなるシステムはこれだけにとどまらず、画面を2分割してのオンラインマルチプレイに対応していることも挙げられます。今回は体験できなかったのですが、ヒールを始めとした“共闘における戦略性”もこれから開発されていくようです。ちなみに、片方をNPCが担当するソロプレイも用意されているとのことでした。
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「タワーディフェンスゲーム」は今も進化を続けていて、手軽にもハードコアにも楽しめるスタイルのジャンルです。しかしながら『PrincessDefence Crowns』は、ただ単純に「盤石な布陣を作って、敵の進軍を防ぐ」だけではなく、アドリブ的思考で「いかにユニットに役割を持たせるか」となる戦略性が求められる、一風変わった魅力を持っていました。
ランダム性の中で“いかに無駄なく対処していくか”という思考を働かせるゲームプレイが心地よい『PrincessDefence Crowns』は、2025年リリース予定です。対象プラットフォームは明かされていません。