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1月20日・21日に開催されたインディーゲームの展示会「東京ゲームダンジョン4」。数多くのインディータイトルが並ぶなか、今回はゅゆゆ氏(@yuyuyuburger)らの開発した寿司育成レースシミュレーションの『Wabisabi -Sushi Derby-』と、dot.Studioの開発した会社経営ストラテジー『怪獣分解コンパニー』の試遊レポートをお届けします!
最高、最速のお寿司を目指せ―寿司育成レースシミュレーション『Wabisabi -Sushi Derby-』
まずご紹介するのは、ゅゆゆ氏(@yuyuyuburger)率いるWabisabiによって開発されている寿司育成レースシミュレーション『Wabisabi -Sushi Derby-』。本作はお寿司を握り、トレーニングを重ねて立派なお寿司を育成、寿司屋のカウンターを舞台としたレースで勝ち抜いて優勝を目指します。
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寿司ネタにはそれぞれステータスや価格が設定されており、これは旬となる時期や仕入れ状況によって変動していきます。定番のマグロはもちろん、サーモンや玉子、イクラなどなど広く親しまれるネタが勢ぞろい。なかには芽ネギといった「通」なネタもラインナップされています。
ネタの種類については「現在さまざまなアイデアを出し合っている段階」ということで、今後もさらなるネタが増えてくることでしょう。自分の好みのネタ……つまり「”推し”寿司」が作れるかも!?筆者はイワシと〆鯖、あとブリが好きです。
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シャリ側にも品種によるステータスが設定されていて、これらをうまく見極めてお寿司を握っていきます。両者のステータスを掛け合わせていくのは、父と母の血統を受け継いでいく競走馬らしさも感じますね。
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そうしてお寿司が握れたら、いよいよレースに出走していきます!レースは回転寿司屋のレーンで行われるのですが、ここで注意点がひとつ。なんと完成したお寿司は、お客さんに食べられてしまうとその時点で「キャラロスト」となってしまいます。
レース中、お客さんの食べたいお寿司が画面上に表示され、箸も登場。箸に捕まってしまわないよう、プレイヤーはお寿司を応援してブーストを発生させる必要があります。ブーストには再度使用可能になるまでに間隔があり、連続では使えないのでタイミングも重要です。
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こうしてレースに勝利していくことで、さらなる寿司ネタがアンロックされていくほか、賞金なども獲得が可能となっています。今回の試遊では、レース後に「カリフォルニアロール」がアンロックされました。アメリカ生まれのサラブレッドだ…!!
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癒やされるようなお寿司のドット絵と最速最高のネタを目指す育成やレースが楽しめる『Wabisabi -Sushi Derby-』は2024年夏にリリース予定です。
骨も皮も血も、余すところなく怪獣ビジネスだ!会社経営ストラテジー『怪獣分解コンパニー』
続いてご紹介するのは、dot.Studioが開発している会社経営ストラテジーの『怪獣分解コンパニー(Kaiju Cracking Corp)』です。巨大な怪獣がはびこる社会を舞台に、プレイヤーは怪獣の討伐、そして分解を行う会社の社長となり、このビジネスを成功させるべく導いていきます。
今回展示されていた試遊では、「会社経営」の要素を体験することができました。プレイヤーは社員の採用やスケジュール管理を行っていきます。面接ではさまざまなスキルを持った個性的なキャラクターが登場し、いくらで雇うかなど交渉していく場面も。
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規定時間外の労働をさせると作業時間を多く確保できますが、一方で賃金も多く発生するなど的確なマネジメントが必要となっているほか、条件を満たすことで政府からの補助も受けられます。
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分解した怪獣の素材は調達・売却が可能であり、こちらはリアルタイムで価格が変動していきます。株のトレードと同様のシステムで、どのタイミングで調達するか、どのタイミングでどれぐらい売却するか…など、本格的な運用を体験可能です。
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また、本作はこのほかにも、ロボットを建造、操作して怪獣と戦い、倒した怪獣を持って帰るといった要素も用意されています。こちらについても今後、どういったシステムになるのか注目です!
『怪獣分解コンパニー』は近日登場予定となっています。Steamストアページも公開されているので、あわせてご確認ください。
ということで今回は、『Wabisabi -Sushi Derby-』と『怪獣分解コンパニー』の試遊プレイレポートをお届けしてきました。両作品ともに癒やされるような、ゆるいグラフィックでありつつ、シンプルで奥深い、じっくりと遊べるようなゲームデザインとなっています。これからも、両タイトルの最新情報に注目です!