今回は、riinwinが贈るPC向けタイトル『妖精さんのにんじん（Fairy Carrots）』をプレイ！本作は、ちいさな妖精さんが、少女たちが住むシェアハウスに隠されたにんじんを集めるステルスアクションです。
タイトルや設定だけを見ると、ちいさな妖精さんと少女たちの心温まる物語を想像しますが、妖精さんは少女たちになぜかとても嫌われていて、見つかると攻撃されてしまいます。
なぜならそのちいさな妖精さんは……半裸のマッチョ男性だからなのです。
◆シェアハウスに降り立つ半裸でマッチョな妖精さん！
ファンシーなタイトルロゴと似つかわしくない、かなりヤバめなタイトル画面だ。事案の香りがプンプンするぜ！
まずはチュートリアルステージで基本的な操作を学ぶ。人参の壁紙が貼られた可愛いアスレチック部屋なんだけど、半裸のマッチョ妖精がファンシー要素をぶち壊している。
ジャンプ中にもう一度ボタンを押すと空中ローリングができ、そこから更にもう一度ジャンプが可能なので、かなりの距離を飛べそうだ。
これはもうジャンプというより飛行だ。そういえば妖精なのに羽が無いんだよな。
あ、駄目だ。このフォルムに羽なんか生えてたら、完全に虫の化け物みたいになっちゃうわ。よりいっそう少女たちに嫌われそうなので、羽なんて無くて良かったね。
シェアハウスの壁には掴まれる出っ張りが用意されているので、羽のない妖精さんでも高所へ登っていける。
壁の黄色くなっている場所は、なんと壁走りが可能だ。これはもう羽なんかいらんかったね。
◆殺る気マンマンの少女から逃げ延びろ！
物置部屋を出ると、そこはもう少女たちが生活しているエリアだ。ここからは見つからないように気を付けて移動しないとな。うおっ、さっそく少女を発見！
しゃがみながらこっそり移動する。中腰になると、見えてはいけないモノが見えてないか心配になる。お尻の割れ目の黒いところは影だよね？だよね？
とりあえず、あの梯子を登って少女の視界外に行こう。
いくつもの家具を経由し、天井際まで登ってきたぞ。ここなら安全に少女を監視できそうだ。って、あの少女、拳銃を構えてない？
部屋の中でゴキブリを見つけたときのように、こちらの姿を視認してから警戒態勢に入って攻撃してくるものだと思っていたんだけど、少女はこちらの姿を見つける前から既に警戒態勢だ。つまり……少女と半裸妖精さんのファーストコンタクトは既に済んでいる。
しかも最悪な形で。絶対なにかやらかしてるだろ！
やばい、呑気に考え事をしていたら見つかっちゃった！ここまで銃弾が届くのか！いてててて、画面左上の人参マークの体力ゲージがみるみる削られていく。
ふと後ろを振り向くと、壁には無数の銃痕が！実銃ではないと思うけど、殺傷能力は十分にありそうだ。少女の殺意がやばい。半裸妖精さん、絶対なんかとんでもないことをやらかしてるでしょ。
◆寝室にお風呂に……ここはどこ！？
少女たちの目をかいくぐり、やっとにんじんをゲットしたぞ！
にんじんの取得状況はいつでも確認できる。場所のヒントも書いてあるので助かるな。
ダクトの中を通って寝室に辿り着いた。この部屋のにんじんは、ベッドで寝ている少女の上にあるのか。
起きている少女もいるので、物陰から物陰へと、姿を隠しながら移動する。あの子、めっちゃセクシーなメイド服を着ているな。
少女の寝ているベッドに到着し、にんじんを取得する。あ、メイド服の少女に見つかっちゃった。
メイド少女は、寝ている少女もろとも撃ちまくってきた。半裸妖精さんへの殺意が半端ない。いったい何をしでかしたのやら。
フィールド上に落ちているカバンを拾って体力を回復する。ギリギリだったな。
一度見つかってしまうと、物陰に身を隠すまで執拗に追ってこられるが、エリアチェンジすれば追ってこられないので、別のエリアに行こう。
リビングの梁をつたって進む。下には少女がウロウロしているので、落ちたら一巻の終わりだ。同じエリアに長居せず、すぐ取れそうなにんじんだけを集めたら他のエリアに移動しよう。
次のエリアは……お風呂か！湯気が立ち上ってるってことは、誰かが入ってるのだろう。
水着を着て入浴しているのか。とりあえず少女の上のにんじんをいただいちゃおう。
少女はぐっすり眠っている。こちらとしては安全に探索できて助かるんだけど、入浴中に眠るのは危険だよ。顔の上を走り回って起こそうとしていると……
いつの間にか謎の空間にワープしていたんだけど、少女の口から体内に入っちゃった！？
少女の体内にも梯子がかけられていて、にんじんも設置されていた。まさか少女の体内エリアまで存在するなんて、制作者さんはなかなか深い業をお持ちだぜ。お、出口があるな。
口から入ったはずなのに、湯船の中から出てきたぞ。そりゃまあ当然なんだけど、なんとも言えない気持ちになる。業が深いぜ！
シェアハウスの庭では、玩具の車にぶら下がって移動が出来る。草むらでしゃがむと身を隠せるようだな。
ん？あれはなんだろう。
半裸妖精さんの写真と“DEAD OR ALIVE（生死問わず）”と書かれた手配書がデカデカと貼られていた。しかも懸賞金が60億ってマジで何をやらかしたんだよ、半裸妖精さん！
4時間ほどで全てのにんじんを集められました。タイムアタックモードにはまだ手を付けていないので、もうちょっと楽しめそうですね。
荒削りな箇所もあるものの、シェアハウス内のオブジェクトも豊富で、探索がしっかり楽しめました。
こういったビジュアルの特徴が強いゲームは、インパクト重視のあまり、操作性など他の要素がおざなりになりがち（僕個人の印象です）ですが、本作の妖精さんの動きは機敏かつジャンプの飛距離も長いので、ストレスを感じることなく最後までプレイ出来ました。
ちなみに、露出度を抑えた紳士的な衣装も存在するぞ。
うん、ほとんど変わってねえ！
『妖精さんのにんじん』は、PC（Steam）向けに配信中です。
