
任天堂は2月6日、2024年3月期第3四半期の決算を公開しました。
当期の売上高は、前年同期比7.7%増の13,947億円、営業利益は前年同期比13.1%増の4,644億円、経常利益は前年同期比17.6%増の5,673億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は17.9%増の4,080億円です。

◆10月発売の『マリオワンダー』が1,196万本!昨年発売の『ティアキン』は2,000万本を突破
ニンテンドースイッチの発売から7年となる当期は、販売台数が前年同期比7.8%減の1,374万台となったもののセルスルーは一定規模を維持。年間のプレイユーザーは1億2,200万人を超え、これまでで最大となりました。

ソフトウェアでは、2023年10月22日に発売された11年ぶりの完全新作タイトル『Super Mario Bros. Wonder(スーパーマリオブラザーズ ワンダー)』の販売本数が好調に推移しており、販売本数が1,196万本を記録。また、昨年公開の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の効果もあり「マリオ」関連タイトルが順調に推移し、『マリオカート8デラックス』は679万本(累計販売本数6,058万本)を記録したとのこと。
そのほかの新作タイトルでは、2023年5月発売の『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が2,028万本、2023年7月発売の『ピクミン 4』が333万本を達成し、販売本数を伸ばしています。ソフトウェアにおける販売本数は1億6,395万本(前年同期比4.7%減)となっています。

また、ダウンロード販売などのデジタルビジネスではパッケージ併売ソフトや追加コンテンツが好調に推移。Nintendo Switch Onlineも売上を伸ばしたほか円安の影響もあり前年同期比11.7%増の3,464億円を達成。そのほか、モバイル・IP関連収入等において、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』関連の売り上げにより売上高が前年同期比93.4%増の752億円を記録しています。

◆ニンテンドースイッチは「一人に一台」の普及を目指す
今回の決算短信の中で任天堂は、ニンテンドースイッチを「『一家に一台』から『一家に複数台』、さらには『一人に一台』の普及を目指します」とし、「より多くのお客様に、より長くNintendo Switchを遊んでいただけるように、継続してユニークな提案を行う」と今後の意気込みについて語っています。

決算情報の詳細は任天堂IRページよりご確認ください。