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テンセントが中国人気IP『古剣奇譚(Gujian)』開発元の経営権を獲得―体制に変更はなし

『ソード・オブ・レジェンド』は中国の人気IPで、600万本以上を売り上げています。

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テンセントが中国人気IP『古剣奇譚(Gujian)』開発元の経営権を獲得―体制に変更はなし
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テンセントが、アクションRPG『古剣奇譚』シリーズ(中国名『Gujian』、英名『Swords of Legends』)の開発元として知られる北京のゲームスタジオ、万源生堂(Wangyuan Shengtang、以下Wangyuan)への出資比率を大幅に引き上げました。South China Morning Postが報じています。

報道によると、テンセントは現地時間2月2日に投資会社のGuangxi Tencent Venture Capitalを通じて、Wangyuanの43%を所有するDongtai Yunpeng Culture Coを買収。また、同投資会社からWangyuanへの出資比率を23%から31%に引き上げました。

2020年にLinzhi Tencent Technologyを通じて20%の株を保有していたこともあり、Wangyuanへの出資比率は合計で94%に到達することになります。これにより、テンセントは同スタジオのIP、開発リソース、マーケティング、流通チャネルなどへのアクセス権を獲得しました。

テンセントは同スタジオに対して自由にゲーム開発を継続させると伝えており、Wangyuanの創設者であるMeng Xianming氏も変わらず最高経営責任者を務めます。

『古剣奇譚』は中国では大人気のフランチャイズで、2021年7月までに600万本以上を売り上げ、テレビ番組の原作にもなっています。

テンセントは長い間ゲーム業界において積極的な投資を行ってきましたが、2023年は投資件数を大幅に削減。2021年の299件、2022年の95件に対し、2023年はビデオゲームを含むさまざまなサービス分野に向けて37社、39件の投資に留まっていました。

また直近では、フロム・ソフトウェアからゲームのライセンス権を取得した『ELDEN RING』のモバイル版を開発中と報じられています。


《蚩尤》
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