コジマプロダクションは、小島秀夫監督の“今”を深堀るYouTube情報番組「HideoTube(ヒデチュー) 」の特別編を配信しました。
ゲストにアナウンサーの宇内梨沙さんや『DEATH STRANDING』の主人公「サム・ポーター・ブリッジズ」役も務めた声優の津田健次郎さんをゲストに迎え、『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』の最新トレーラーや『OD』などのゲーム関連の話題の他、監督を描いたドキュメンタリー映画に関する話題など監督自身の“今”を語る番組となっています。
『デススト2』トレイラーや収録風景、その他情報盛りだくさん!
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『DEATH STRANDING』がユーザー数1,600万人突破を突破したことや、Apple版『DEATH STRANDING』の紹介が行われ、ゲストが実機体験を楽しむ一幕も。監督は「劣化させた上での移植ではなく、アップルの技術で実機とほぼ同じもの」と強調、自身の作品として満足いくものであることが覗える様子です。屋外ではiPhoneで遊んだあと帰宅後にはMacで続きを遊ぶといったことも可能となったことに触れ、かつて監督がコナミで携わっていた「トランスファーリング」がようやく実現したと感慨深い様子でコメントしています。
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続編となる『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』について監督は、プロット自体はコロナ禍以前から既に用意していたものの、実際にコロナ禍を経て0から書き直したとのこと。ノーマン・リーダス、エル・ファニング、ジョージ・ミラー、ファティ・アキンによるビデオメッセージも紹介されています。
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また、Disney+で2月23日より公開の2017年くらいから撮っているというドキュメンタリーフィルムについての予告編も紹介されました。
『OD』 には“アベンジャーズ”並みの人々が協力
『OD』に関しては全く新しいものでなにもいえないとしながらも、怖いゲームなのでお祓いをしたというなかなか意味深なコメント。「Key & Peele」などで知られるジョーダン・ピール監督がODに関わる以外にも、すごい人たちが関わる予定とのことです。また、主人公のソフィアからビデオメッセージも寄せられています。
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オリジナルIPは小島監督の集大成に
「これはコジマプロダクションで新たなメタルギアを…?」との宇内アナウンサーの質問をはぐらかしながらも、オリジナルIPとなる新世代の“アクション・エスピオナージ・ゲーム”に関しても語られました。『デススト2』のあとに本格的に開発が開始され、2年後に迎えるゲーム制作40周年を前に集大成となるだろうと説明、最先端の技術と開発者を集めたもので本作で映画とゲームの壁を超えたいとの想いを語る小島監督。
また、これには小島監督が2020年に手術を必要とするほどの大病を患い遺書まで用意したと打ち明け、この経験に加えてあと10年で70歳を迎えるということもありやりたいことも多い中でユーザーが熱望する諜報アクションを順序を入れ替えてでも作ろうと決めたと話しています。
ハリウッドからのオファーも数多く来ていたものの自身の立ち上げた会社への影響を考えて断っていたとしながらも、相談したデル・トロ監督からの「ヒデオが作っているのは既に映画だからそのままでいい」というアドバイスを受け、出力はゲームながら映画とゲームの融合を目指すと語っています。
全部でおよそ1時間近い長さで、かつ中身も濃い「HideoTube(ヒデチュー)」特別版、小島監督作品のファンならぜひじっくりとご視聴されてみてはいかがでしょうか?
※UPDATE(2024/2/10 23:10):文中の誤字を修正し、再公開しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。