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多くのビデオゲームで、プレイヤーの行く先を示す目印として使われる“黄色のペンキ”の必要性について、海外フォーラムを中心に議論が盛り上がりを見せています。
2023年に盛り上がった黄色のペンキの必要性に関する議論が再燃
2023年に『バイオハザード RE:4』をきっかけにして議論が盛り上がった「黄色のペンキ」問題。『バイオハザード RE:4』では樽や梯子などに黄色のペンキで目印がつけられており、それがゲームの雰囲気を壊してしまうと指摘する声が寄せられていました。しかし全てのプレイヤーにとって「目印が不要」なわけではなく、こういった装飾はテストプレイを重ねた上で加えられたものだろうという意見もあり、賛否両論となっていました。
そんな「黄色のペンキ」の議論が再燃するきっかけのひとつとなったのは『FINAL FANTASY VII REBIRTH』の体験版に登場した崖を登るパート。ここでは掴まることができる部分に黄色の目印がつけられていて、「『FF7』が黄色のペンキウイルスに感染した!」というNew Blood InteractiveのCEO・Dave Oshry氏によるポストが2,500万件以上表示され、大きな注目を集めていました。
賛否両論飛び交い、議論自体にうんざりしていそうな人々も……
これに対するXユーザーの反応は、前回同様に賛否両論。“ペンキ否定派”と思われるユーザーからは「黄色のペンキはインタラクトできるモノを目立たせるための手抜きの方法で、もっと自然でより良い方法があったはず」という強気の主張が飛び出し、実際にペンキ無しで目立たせようと編集した画像を投稿するユーザーも現れました。
一方で、「方向音痴だから黄色のペンキは大好きだ」といったコメントや「ビデオゲームは誰にとってもプレイできるものであるべきで、その配慮がゲーム自体を台無しにしてしまうわけではない」といったコメントも。また、現実世界でも黄色は階段や駅のホーム、道路などで目立たせるための色として使われているという意見も散見されます。
「人々がこの黄色の目印の存在をこれほどまでに気にしているはずがない」と議論そのものにうんざりしているような反応も見られつつある、黄色のペンキ論争。しばらくは大作ゲームで登場するたび再燃しそうに思えますが、賛否両方の意見にうなずける部分があるこの議論に決着がつく日は訪れるのでしょうか。