『DOOM』がまた新たなツールに移植されました。今度は電動歯ブラシです。
『DOOM』を何にでも移植させる情熱は2024年も健在
本作は、id Softwareが1993年に開発したFPSで、3D空間を移動しながらショットガンやチェインガン、ロケットランチャーなどの武器を使って敵を倒し、ゴールを目指す、その後のFPSを形作った記念碑的名作です。その立ち位置と、ソースコードが比較的早い段階からオープンとなったため、熱心なハッカーたちの興味の対象としてこれまでも様々なプラットフォームに移植された他、本来動きそうにない機器にも移植されています。これまでGame*Sparkでも取り上げたように、トラクターや冷蔵庫、ATMやデジカメとあらゆる機器に移植されています。
今回は電動歯ブラシに……
これは海外メディア404 Mediaによって報じられており、Aaron Christophel氏によって成し遂げられました。ハードウェア的な改造はなく、同氏はカスタムファームウェアを利用してWifiに対応した電動歯ブラシをハッキングしカスタムされた『DOOM』をインストールしたとのことです。本来このwifi対応は親が家にいなくても子供が歯磨きを行っているかなどの情報を収集するためのもので、もちろんゲームを遊ぶためではありません。
また、電動ブラシは4MBのストレージしか無いためChristophel氏は『DOOM』を圧縮して動作させたとのことです。なお、動画では、『DOOM』が快適に動く様子が見られますが電動歯ブラシにはスピーカーがないためショットガンなどの音を聞くことはできないようです。
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2024年も様々な機器に移植が行われる『DOOM』。今度は何に移植されるのでしょうか?