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「HDMI」に「DisplayPort」に「DVI」と複数存在するディスプレイ接続規格ですが、まだまだ「HDMI」が強いようです。
ハードウェア系情報サイトvideocardzは、HPのゲーミングモニター「OMEN Transcend 32」に搭載されているDisplayPort接続端子が下位規格であるUHBR10であるとし、最上位規格であるUHBR20の普及率に課題があると報じています。
規格によってはそれぞれ対応している解像度と周波数に違いが出るだけに、ゲーマーにとっても無関係とはいえなさそうです。
10K対応が分かれ目?情報圧縮技術の登場で差は縮まらず…
今回話題の中心となっているのはディスプレイ接続規格の「HDMI2.1」と「DisplayPort2.1」です。ゲーマーなら複数のゲーム機とPCとでモニターをどう接続するかで悩むのはよくあることかもしれません。
データ転送速度の都合上「HDMI2.1」ではディスプレイストリーム圧縮(DSC)の使用で最大10K60Hzまで、「DisplayPort2.1UHBR20」ではDSCの使用で最大8K120Hzまでの対応となっています。
端的に言えばせっかく高性能のGPUとモニターを買っても、接続規格によってはその実力を発揮できないということにもなりかねないだけにモニターを買い替えるときには接続規格と端子の数は注目したいポイントと言えます。
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videocardzによれば記事執筆の時点で「DP2.1UHBR20」に対応したモニターはGigabyteの「AORUS FO32U2P」だけとのこと。普及率という点からしてもまだまだ「HDMI」に分があるようです。
4Kならともかく8K10Kの高フレームレートでゲーミングというのは正直想像すらできませんが、ですが昨今のGPUの進化を鑑みればそれほど遠くない将来には実現可能な気もしてなりません。
今使っているモニターを買い替える頃にははたしてどのような技術が実用化されているのか、少し気になる話題ではないでしょうか?