2024年3月30日、大阪の梅田スカイビルにて開催された「ゲームパビリオンjp2024」。開場から来場者も多く、盛況なイベントとなっていました。会場内で展示されていた作品から本記事では『DEVIL BLADE REBOOT』をピックアップしてご紹介します。
整理券が配られるほど大盛況
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「ゲームパビリオンjp2024」当日は入場者も多く、春先ではありつつもやや暑さを感じる会場でした。その中でもシューティングゲームコーナーの一角は、開場から閉場まで常に行列・試遊の人が絶えない人気のコーナーとなっていました。
その中でも『DEVIL BLADE REBOOT』は整理券が配布されるほど大人気。実はシューティングとパズルが苦手ジャンルだったりする筆者ですが、会場内でも別格といえるほどの行列に釣られてホイホイと並んでしまったのでした。
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本作は、1996年にPlayStation向けに発売されていた『デザエモン+』と呼ばれる“シューティングゲームを自作できるゲーム”で作られた作品がベースになっていて、今回は別エンジンで一から再制作されています。シューティングゲームは高難度な作品も多く、初心者にはやや手が出しづらいジャンルですが、果たして本作品はどうなっているでしょうか。
凄まじい爽快感と敵の数
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筆者の苦手ジャンルとは言ったものの、今回の試遊では難易度ノーマルでプレイ。イージーを選んでも良かったのですが、そこは……しょうもないプライドやゲームライターとしての矜持と言いますか、そんな葛藤があったというか、ともかく飛び込んでみることにしました。
実際に触ってみると、次々と押し寄せる敵の出現はかなり計算されていて、ある程度攻撃し続けるだけでガンガン敵を破壊できる展開を気持ち良く楽しめます。しかし「スコアを稼ぐ」という視点でプレイしていくと、本作は別の顔を見せてくるのです。
あえて火中の栗を拾え
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本作は「バーサクシステム」と呼ばれるスコア計算システムが用いられていて、敵を倒した際の“自機と敵機の距離”に応じてスコアに加算が入ります。敵機の群れを上手く撃退した際の乗算スコアエフェクトとSEの応酬は、ドーパミンが溢れ出るほどの爽快感です。
しかしこのシステムは諸刃の剣です。敵の懐のギリギリまで飛び込む必要がある上、スコアと引き換えにリスクも背負うことにもなります。難易度調整としても機能していて、唐辛子のような“加薬”らしい側面も持っています。少し刺激が足りないと思ったら、進んで「バーサクシステム」の発動を狙うのもオツなものではないでしょうか?
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今回の試遊ではひとつのステージを流れるようにプレイするのみで終わり、本作の持つ「破壊のカタルシス」にじっくり浸れなかったのですが、それでも爽快感とスコア稼ぎの楽しさの一端を味わえました。
腕に自信のあるプレイヤーだけでなく、シューティングゲームの魅力のひとつである爽快感をまだ味わったことのない方にとっても、今後要注目なタイトルになりそうです。