ゲームが私を支えてくれた―慢性うつ病の男性にとって心の拠り所になったSteam Deck | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ゲームが私を支えてくれた―慢性うつ病の男性にとって心の拠り所になったSteam Deck

うつ病、アルコール中毒、事故、手根管症候群…困難だらけの男性を救った理由とは。

ゲーム文化 カルチャー
ゲームが私を支えてくれた―慢性うつ病の男性にとって心の拠り所になったSteam Deck
  • ゲームが私を支えてくれた―慢性うつ病の男性にとって心の拠り所になったSteam Deck
  • ゲームが私を支えてくれた―慢性うつ病の男性にとって心の拠り所になったSteam Deck
Dear hardworking people at Valve, thank you, you saved my life!
byu/HarryRulez inSteamDeck


海外掲示板Redditにて、慢性うつ病に悩まされる男性がSteam Deckに救われたというエピソードを語り注目を集めています。

慢性うつ病に中毒症状…ゲームができず自殺願望が芽生えた

書き込みをした30代の男性は、20歳のころから前頭前野に脳障害があり、慢性的なうつ病に悩まされていたとのこと。過去にむちうち症をともなう事故に遭い、16歳から21歳まで薬物(もしくはアルコール、原文ではAddictのみと表記)中毒になるという困難な人生を歩んだのだそうです。

薬物もしくはアルコールを断ってからの数年間は苦しい生活を送っていたものの、ゲームが人生を支えてくれました。しかしながら、ひとつの困難が男性を襲います。左手に手根管症候群(正中神経を傷め、指先のしびれなどを引き起こす病気)を患ってしまい、ゲームを続けることができなくなってしまったのです。それにより思考がさらに悪化し、男性は強烈な自殺願望が芽生えるほどひどい症状に襲われたといいます。

男性を救ったSteam Deck

そんな男性は、とある機会にSteam Deckを試す機会を得ます。すると、人間工学に基づいた快適な使い心地で男性の手に馴染んだそう。男性は数週間かけてお金を溜めて中古のSteam Deckを入手します。

その使い心地の良さや古いゲーム・安いゲームを気軽に楽しめるという性質はうつ病にも効果があったそう。もちろん寛解したわけではないものの、思考において問題解決のための余裕を持てるようになったといいます。Steam Deckの開発にかかわった人に感謝を述べました。

現在は、OLEDバージョンを買うために貯金をするつもりであるそう。書き込みの反応では男性が余裕を持てたことを祝福する声や、同じく何らかの中毒の境遇に陥っていた人からの書き込みも見られます。

ゲームをはじめとしたエンターテインメントに救われたという人は少なくありません。男性ほどの重い症状でなくとも、多くの人にゲームに心を救われた経験はあるのではないでしょうか。


PlayStation 5(CFI-2000A01)
¥66,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

※UPDATE(2024/4/5 10:40):本文、麻薬/アルコール両方、もしくはどちらかの可能性があるため表記を変更しました。お詫び申し上げます。

《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. サービス終了後もゲームをプレイ可能な状態に保つことを義務付けさせる運動「Stop Killing Games」に英国政府が回答―海外報道

    サービス終了後もゲームをプレイ可能な状態に保つことを義務付けさせる運動「Stop Killing Games」に英国政府が回答―海外報道

  2. 『Ghost of Tsushima』や『モンスターハンター:ワールド』がソウルライク?ジャンルについての議論が盛り上がるも結局はSteamタグ機能への不満に

    『Ghost of Tsushima』や『モンスターハンター:ワールド』がソウルライク?ジャンルについての議論が盛り上がるも結局はSteamタグ機能への不満に

  3. リンクのように空を飛びたい?『ゼルダの伝説 ティアキン』ゾナウギア・翼の「ラグマット」が原作再現すぎる

    リンクのように空を飛びたい?『ゼルダの伝説 ティアキン』ゾナウギア・翼の「ラグマット」が原作再現すぎる

  4. 「Summer Game Fest 2024」パートナー企業55社発表―カプコン、バンダイナムコ、Deep SilverやEA、UBI…

  5. レビューが100件以下のお気に入りゲームは?隠れた宝石のような作品を紹介し合う海外ゲーマー

  6. 競技麻雀初の大規模オフラインイベント「RAGE 麻雀 feat.Mリーグ」7月13日開催決定!プロ雀士8名のほか、加藤純一、SHAKAなどのストリーマーも登場

  7. あの「三角頭」も登場!映画『Return to Sillent Hill』カンヌ国際映画祭で試写が行われる

  8. 初代『スプラトゥーン』オンラインサービス終了から3時間経っても「まだ遊べる」との報告―どこまで遊べるのか、限界の先を目指すイカたち

  9. 『ヴァンパイア』人気キャラクター「モリガン」の妖艶1/6スタチュー海外で予約開始!

  10. 『スカイリム』の川の流れを海外YouTuberがガチ検証!「異変」が見つかるも、Modderが即修正

アクセスランキングをもっと見る

page top