4月2日にリリースされたマルチプレイホラーゲーム『Content Warning』が話題になっています。発売から24時間限定で無料配布という形態をとっただけあって大きな話題となり、620万人がゲット、最高同時接続数も20万人超えなど、盛り上がりを見せています。
筆者もフレンドを誘ってプレイしてみたのですが、無料配布されたという点以外にも、マルチプレイを盛り上げるためのいくつかの工夫に気がつきました。本記事ではゲームの内容を紹介しながら、本作をフレンドと遊ぶと盛り上がれる理由をご紹介します。
死んでも撮れ高だ!バズ至上主義ホラゲ
本作は、マルチプレイ向けのホラーゲームです。プレイヤーは最大4人で怪しげな旧世界の心霊スポットに突撃し、敵を倒すのではなくカメラに収めることを目指します。
目的は、とにもかくにも動画共有サイト「SpookyTube」でバズって儲けること。過激なビデオを撮影し、3日間ごとに設定された目標再生数を突破しなければなりません。ヒット作『Lethal Company』のフォロワー作品でありながらも、動画撮影というシステムで独自性を生み出しています。
ポイントその1・顔文字がキャラに!?斬新なカスタマイズ
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プレイヤーキャラクターは、潜水服のような衣装を着用していますが、顔の部分は信号機のようになっています。この顔の部分はプレイヤーが文字を打ち込んでカスタマイズできます。
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最大3文字まで入力可能で色替えや回転もできるので、海外式の縦向き顔文字でも、日本式の横向き顔文字も使用できます。自分で文字を入力するキャラカスタマイズって、珍しいのではないでしょうか……!? どんな顔文字にしてもキュートに仕上がります。
ポイントその2・カメラを止めるな!幽霊を撮るという斬新ゲームプレイ
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本作最大の特徴であるカメラでの撮影は、プレイヤーのひとりがカメラを持って行います。左クリックを押している間映像撮影ができますが、フィルムの容量には限りがあります。そのため、どこが撮れ高になるかを見極めてカメラを回さなければなりません。
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カメラはアスペクト比が狭く、綺麗に撮るのは難しめ。明かりが乏しいと暗い映像になってしまうため、カメラマン以外のプレイヤーによる適切な照明も不可欠です。しかし照明も有限なのが悩ましい……。
ポイントその3・仲間が死んでも撮れ高じゃ!
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心霊スポットはなかなか殺意が高く、好戦的な敵や危ない罠が多数設置されています。超巨大なモンスターにぶん殴られて一発死したり、アイアン・メイデンのような装置に入ったら死のトラップが発動してしまったり……命の危険はつきものです。
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もちろん死んだら操作不能になるのですが……その映像をバッチリとっておけば、バズの材料になるのです!Y◯uTubeというより、Li◯eLeakの世界ですね……。そのため、死んでも逆に「撮れ高!!撮れ高!!」と興奮できるのが笑えるポイントです。
仲間は拠点に帰ればお金を払って復活できるので、転んでもただでは起きねぇぞ!の精神で頑張りましょう。ただし、全員死ぬとゲームオーバーなのでお気をつけて。
ポイントその4・爆笑しながら映像を見返そう
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撮った映像は拠点に戻ってCD-ROMに焼くことができます(焼くってもう死語ですか?)。それを家の中にあるテレビに入れることで、「SpookyTube」にアップロードできます。
撮った映像は画質が粗く、適度に手ブレもあるので、モキュメンタリーホラーのようなそれっぽい雰囲気の映像に仕上がります。自分が経験した出来事やハプニングがそれっぽくなっていると、なぜだか笑いがこみ上げてきます。
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アップロードした映像には視聴者からコメントが付きます。状況にあわせて「なにあれ!」「〇〇(プレイヤー名)の服いいね」「え!?〇〇死んだ!?」と賑やかにコメントしてくれます。化け物が出てきたり人が死んだりするとグッと再生数も伸びるため、そこもあわせて笑えます。
ポイントその5・映像を保存してSNSで共有!
撮った映像は、ゲーム内から簡単に出力できます。映像を見終わった後に「ビデオを保存する」ボタンを押せば、デスクトップに出力されいつでも見返すことができます。面白かったら、とりあえず保存ボタンを押しておきましょう。
ただ、webm形式で出力されるので、Xにさっと上げづらいのは玉に瑕。とはいえ容量は少ないので、変換ツールなどを利用するのもそれほど手間ではないでしょう。
他にも突入する度に入る場所や幽霊が変わったり、バズって得た広告収入でより良いガジェットを買ったりと、夢中になれる要素は多数。残念ながら無料配布期間は終了してしまいましたが、フレンドとワイワイ楽しむゲームとして有料でもぜひおすすめしたい作品です。
『Content Warning』は、PC(Steam)向けに配信中です。