世界最大のPCゲームプラットフォーム「Steam」。アカウントベースでのゲーム購入システムを持ち、Game*Spark読者ならば御存知の通り、日本でもようやく近年急速にその存在感を広げています。しかし、そんなSteamのアカウントは、所有者に不測の事態があった場合どうなるのでしょうか?ある海外ユーザーの報告が話題となっています。
海外ニュースサイトTECHSPOTが報じるところによれば、海外掲示板Reseteraでとあるユーザーが「遺産」とするために相続が行えるかをSteam運営のValveに問い合わせたところ、答えは「NO」だったのだそう。もちろん、別のアカウントにライブラリの内容を統合することもできないとのこと。
これに対し、海外ユーザー達は様々な反応を示していますが、全体的にはやはり自分の費やした金銭が将来的に家族へ残せるものとならないことに対しての懸念的な内容が目立ちます。一方、現実的には(パスワードなどを事前に共有できていれば)有名無実の制限であるだろうとする声もあり、また海外掲示板Redditでは米国の場合は米国法に基づいた手続きによりアカウントの相続ができるのではないかとする指摘があります。
アカウントベースのゲーム購入システムが抱える悩みに、数十年後、100年後のゲーマーはどのように向き合っていくことになるのでしょうか?想像を広げてみるのも良いかも知れません。ただ「Steamが100年継続するのか」のほうが気になる方も多そうですね。