2024年6月22日、ベルサール秋葉原にてインディーゲームイベント「TOKYO SANDBOX 2024」が開催されました。
本記事では、『東京サイコデミック ~公安調査庁特別事象科学情報分析室 特殊捜査事件簿~』などで知られるグラビティゲームアライズのブースに直撃し、担当者へのインタビューや新作『神箱 -Mythology of Cube-』の試遊レポートをお届けします。
冒険も、オートバトルも、村作りも、パズルも!ゲーマー大好物要素がぎっしり
『神箱 -Mythology of Cube-』は、世界が立方体型に崩れていく「断片化」が起きた地を舞台としたワールドクラフトRPGです。プレイヤーは女神に指名された「修復者」と呼ばれる存在になり、バラバラになった世界を作り直していくことが目的です。
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今回の試遊版では、15分でゲームの基本が学べる要素をプレイしました。プレイヤーがまずやることの基本は、世界を探索すること。マス目状に区切られた世界を探索すれば道や環境などのディテールが見えてきます。
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欠け落ちた世界を修復するには、パズルを解かなければなりません。9つのマスに区切られたブロックを入れ替えて2つ以上つなげると消すことができますが、手数制限以内に条件を満たす必要があります。
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フィールド上では、時折敵に遭遇することもあります。しかし、修復者は戦闘能力を持ちません。ここでは、他の冒険者にマナ(力)を付与して戦わせることができます。試遊版では軽い戦闘しか遊べませんでしたが、マナごとの相性表があるためオートバトルとしては深みがありそう。製品版に期待したいポイントのひとつです。
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広い土地を見つければ、村を建てることができます。村は民家やお店などを建設して資源を獲得でき、資源を使えば強力なアイテムや装備を作成可能に。灌漑して水を与えるなど単純に建物を並べるだけではない深みのある内容になっていそうです。
チャレンジングなゲームを多数発売!
グラビティゲームアライズは、他にも3つの作品を出展していました。以下でお届けします。
『東京サイコデミック ~公安調査庁特別事象科学情報分析室 特殊捜査事件簿~』(発売中)
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本格的な捜査を通じて事件を追うサスペンスアドベンチャーゲーム。イラストと実写映像が融合しているのが特徴です。
『Aeruta アルタ』(早期アクセス配信中)
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キツネ耳の少女が主人公のアクションRPG。ダンジョンを冒険して食材を集めるアクションパートと、パン屋を経営するシミュレーションパートを繰り返し楽しみます。
開発元は、FromDawn Games。PC(Steam)で早期アクセス配信中で、「非常に好評」評価を獲得。
『THE GOOD OLD DAYS』
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父が残した借金を返済すべく奮闘する、80年代冒険映画風のジュブナイルアドベンチャーゲーム。開発はヨコゴシステムズ。
ここからは、ブースの広報担当者に行なったミニインタビューの内容をお届けします。
――グラビティゲームアライズさんは、自社開発の『東京サイコデミック』や『神箱』、パブリッシング担当の『Aeruta アルタ』『THE GOOD OLD DAYS』まで、チャレンジングなゲームを世に送り出しているイメージがあります。取り扱うゲームについて、なにか方針はあるのでしょうか。
グラビティゲームアライズ弊社ではまだ市場にないゲームを生み出していこうという方針がありまして、特に自社開発のものはそこを強く意識しています。パブリッシングをするゲームについても、そういったものをピックアップしています。
――開発とパブリッシングをどちらもガンガン行なっているかと思いますが、今後しばらくはそうした体制で続けていくのでしょうか。
グラビティゲームアライズそうですね。弊社の親会社である韓国のグラビティと連携しつつどんどん新規タイトルを打ち出していく予定で、今年は全体で20タイトルほどを出していく予定です。
――20タイトル!すごいですね。話題を『神箱』に移しまして、同作は8月29日の発売を予定しています。現在、発売準備としてはどれくらいの段階でしょうか。
グラビティゲームアライズこれからさらに佳境に入っていくかなという段階です。少しずつ情報の解禁やニンテンドースイッチ版向け体験版の配信なども行なっており、メディアさんなどにも記事をお願いするなどしていく予定です。
――ありがとうございました。
『神箱 -Mythology of Cube-』は、PC(Steam)/PS4/PS5/ニンテンドースイッチ向けに8月29日発売予定です。