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2024年内にハクスラアクションRPG『Path of Exile 2』の早期アクセス版を目指しているLevel InfinityとGrinding Gear Gamesが、Summer Game Fest 2024 Play Daysに出展。初めてコントローラーでのプレイアブル出展かつ、”ウィッチ”クラスをプレイできたので紹介します。
前作『Path of Exile』は、基本プレイ無料のハクスラアクションRPGとして2013年にリリースされ今でも人気のライブアクションサービスゲーム。ゲームの奥深さに「1000時間プレイしてチュートリアル完了」というジョークが生まれるほどです。
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しかし、ゲームの長期化したことで新規プレイヤーの参入障壁が多いという弊害も生まれてしまい、新規でも楽しめる新しいゲームを『Path of Exile』に実装しようとDLCとして開発が始まったプロジェクトがスピンオフして生まれたのが『Path of Exile 2』です。
前作よりもシンプルで分かりやすい作りを目指しつつ、より膨大なコンテンツを提供する『Path of Exile 2』は、2024年にPC/Mac/PS5/Xbox Series X|Sに向けて早期アクセス版の提供を予定しています。
コントローラーの使い勝手は良いがUIそのものが不満
今回プレイ出来た内容は3月にロサンゼルスで開催されたイベントでも体験できた1章です。
『Path of Exile 2』は操作方式をマウスクリック、WASD、コントローラーの3つから選べるようにしてあります。3月のインタビューではコントローラーには専用UIを用意すると発言しており、キーボード操作中にコントローラーで入力するとシームレスにUIが切り替わりました。
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スキルスロットは一般的なコントローラーですべてのボタンが押せるように設定されており、スキルの並びを2列で表示することも可能でした。操作性は全体的に快適でアクションもスムーズに行えました。
一方、3月のイベント時で感じゲームディレクターのジョナサン・ロジャース氏も認めた「UIの操作性の悪さ」という点は変化がなく、コントローラー用UIだとアイテム欄やスキルの強化ページなどではどのボタンがどのように機能するのか分からず、ベータテストか早期アクセスで改善されることを期待します。
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ウィッチは数の暴力で初心者でも安心
”ウィッチ”は前作よりもアンデッドを使役するサモナーという色合いが強くなっています。今回の試遊ではまずアンデッドを2体召喚するスキルを解禁。アンデッドは火力も耐久もそこそこかつ、倒されてしまってもリスポーンするまでのクールダウンがとても短く、ターゲット取りもしてくれるので優秀です。このスキルは強化するとアンデッドの召喚タイプを前衛から後衛に変えたり、同時に召喚できるアンデッドの数を増やせます。
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次に解禁したスキルは地面を隆起させる範囲攻撃。この攻撃で敵を倒すと即座にサソリのようなスケルトンを召喚できます。耐久力、火力、持続時間、どれをとっても秀でたものはないですが、本作は出現する敵の数が多くスキルも連発できるので、どんどんサソリが生まれて数の暴力ができます。
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そして3つ目に解禁したスキルが、召喚したアンデット達を任意のタイミングで爆弾に変えるという凶悪なスキル。これがとても強い。物量アタックがしやすいので爆弾が大量発生します。しかもアンデッドはすぐに補充されます。また、アンデッドは全部爆弾にするか一部だけ爆弾にするかも選べるので臨機応変に立ち回れます。
ウィッチ自身も常に魔力シールドが展開されているので意外な耐久力を誇り、MPの消費量も少なく扱いやすいです。
筆者が3月にプレイしたウォリアーとレンジャーでは、武器が全くドロップしない呪いが発動してしまい苦戦したボスですが、今回も呪いが発動しても爆弾アンデッドのおかげであっさりとボスを倒してしまうなど、初心者にも安心なクラスだと言えます。
UIの改善は大きな課題ですが、ここさえクリアできたら膨大なコンテンツが待っている楽しいゲームになることは間違いありません。ゲームがローンチすると同時にクロスプレイとクロスプログレッションも実装されるので、プラットフォームを跨いだ協力プレイもできます。
『Path of Exile 2』は、PC/Mac/PS5/Xbox Series X|S向けに2024年内に早期アクセス展開を予定。日本語の公式サイトも公開中です。