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『サイバーパンク2077』では「十分に限界に挑めてはいなかった」―続編「Orion」ではよりリアルなディストピアで人間を描く

たとえばホームレス問題なども表面に触れただけだったと振り返っています。

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『サイバーパンク2077』では「十分に限界に挑めてはいなかった」―続編「Orion」ではよりリアルなディストピアで人間を描く
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CD PROJEKT REDは開発者達がゲームやその開発について語り合う「AnsweRED Podcast」のエピソード7をYouTubeにて公開しました。

開発中の『サイバーパンク2077』続編「Orion」

『サイバーパンク2077』はCD PROJEKT REDが2020年に発売したオープンワールドRPGで、主人公Vの生存をかけた戦いが描かれます。舞台となるナイトシティは摩天楼がひしめく未来都市であり、巨大企業が支配するディストピアでもあります。

発売直後こそバグの多発や最適化不足による不評もあったものの、同作は記事執筆時点(2024年6月29日)ではSteamレビューも“非常に好評”となっています。そしてその続編のプロジェクト名として明らかになっているのが「Orion」で、2024年1月には構想段階であるとされていました。


「十分に限界に挑めてはいなかった」

この度公開された「AnsweRED Podcast」エピソード7において、アソシエイトゲームディレクターPaweł Sasko氏は『サイバーパンク2077』では「十分に限界に挑めてはいなかった」と発言(7分10秒辺りから)。ヨーロッパ在住の開発者が手掛けた同作で描かれたディストピアとなった未来のアメリカは、「表面に触れただけ」のものだったとしています。その例としてホームレス問題の描き方がまだ甘かったということを挙げています。

現地に住んでいなければわからない部分の例としては「マンホール騒動」にも触れられています(4分50秒辺りから)。『サイバーパンク2077』内でマンホールがヨーロッパ風になっているということが、当時一部で指摘されていたとのこと。そうしたことは小さな問題ではありますが、ボストンにスタジオを構える現在はそうした点も実感として把握できているようです。

また「Orion」制作を指揮するDan Hernberg氏はディストピア的な未来を舞台とすることは、現在の現実と関連して考えられることが素晴らしいと語っています(1時間5分辺りから)。そうした世界での人々やその関係を心に強く訴えるような方法で探求することが、「Orion」でやろうとしていることだということです。


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《いわし》

誰かにスイートロールを盗まれたかな? いわし

兼業ライター、Game*Sparkにて主にニュース記事を担当。幼少からのゲーム好きだが、どちらかといえば飽きっぽいやり込まない派であるため、そのゲーム経験は広く浅い。その中でもよく触れるジャンルはRPGやFPS・TPS、あまり手を出さないのはSTGやノベルゲームで、特にベセゲーとハクスラが大好物。尊敬する人物はLA馬場。

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