2024年7月3日、ベルサール秋葉原にて、サードウェーブが主催する新製品発表イベントが開催されました。そこでビジネス向けの新製品が発表されましたので、その内容をお届けします。
驚異のグラボ4枚差しも!強力性能のビジネスPC
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発表イベントでは、サードウェーブ取締役COO副社長執行役員の井上晶也氏に加え、NVIDIA日本代表兼米国本社副社長の大崎真孝氏、インテル株式会社代表取締役社長の大野誠氏が登壇しました。
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サードウェーブは現在、ゲーム開発・CADデザイン、ビジュアル・ビデオプロダクションなど法人市場における業種・業態に特化したターゲットへの取り組みを強化。コンシューマ市場で培ったハイエンドPC技術を展開し、自由度が高く柔軟なカスタマイズで企業の高度なニーズに対応していくといいます。
「raytrek Workstation X2630」
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インテル Xeon w3-2423とNVIDIA T400 4GBを搭載したエントリー向けワークステーション。高解像度映像処理に加え、動画編集やAI、研究・開発や3DCADの制作など高負荷な作業をこなすことができます。
ケースはFractal Design社製のものを採用し、シンプルかつエレガントなデザイン。吸音素材も貼付けされているので、静音性に優れています。
「raytrek Workstation N8630」
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AMD Ryzen Threadripper Pro7965WXとNVIDIA T400 4GBを搭載したワークステーションで、AIや研究・開発に置けるシミュレーションや流体解析におけるレンダリング作業に特化。NVIDIA RTX6000 Adaを最大4基も搭載可能で、高い負荷の作業をサクサクこなせます。
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AMD Ryzen Threadripperという高性能CPUを覆うNOCTUA社製120mmファンを3つ水冷式クーラーに装備しており、直接的な冷却効果を与えます。
「raytrek R6-MT」
新たなAI体験をもたらすことを目的とし、革新的なSoCスタイルであらゆる処理を最適化したモデル。消費電力の低減を実現したほか、AI処理に特化したNPUを搭載することで生成AIの処理能力が大幅に向上。GPUもNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop搭載で強力。
「raytrek A4-M」
CPUにインテル Core Ultra プロセッサーHシリーズ、GPUにインテル Arcグラフィックスを搭載することで生成AIの処理能力を大幅に高めたモデル。
「raytrek R5-RL5R」
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シングルコア性能と発熱・電力低減に重きをおいた高性能CPU・Core i7-13620Hを搭載。発熱量や冷却音の低減により、様々な利用シーンに受け入れられやすくなっています。
「raytrek R5-RL6R」
高性能CPU・Core i7-13620HやNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptopを搭載しグラフィックスや写真・動画編集といった制作作業を高速化。複数のアプリケーションを同時期どうしてもスムーズに動作します。
「THIRDWAVE DX-M7L-B 法人モデル」
優れたパフォーマンスと省電力性を実現したインテル Core Ultraプロセッサーを搭載しているほか、NPUを内蔵することにより、対応するAIベースアプリケーションの処理を高速・効率化します。
「THIRDWAVE F-14MTL-B 法人モデル」
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960グラムという軽量ボディに次世代CPUのインテル Core Ultraシリーズを搭載し、マルチタスクやAI利用シーンで活躍しつつも省電力で運用できます。
「THIRDWAVE HG シリーズ」
1.92リットルの小型筐体ながら最大4画面の同時出力が可能で、駅ナカや店舗、展示会などの監視やサイネージなど他画面が必要な業務シーンでも1台で運用できます
ゲーマー視点では「ドスパラ」や「GALLERIA」のBTOパソコンのイメージが強いサードウェーブですが、これまでに培ったノウハウを活かし、ビジネス向けのPCも積極的に展開していることがわかります。
ビジネスにおいても無視できない存在となっているAI。今回発表されたラインナップもそれを強く意識したものになっており、今後の仕事に活かせそうな製品ばかりでした。