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いよいよ発売が迫ってきたAMD次世代CPU“Zen5”こと「Ryzen 9000番台」ですが、上から2番目のモデルとなる「Ryzen 9 9900X」のスコアがGeekbenchにて確認されました。
シングルスレッド性能が3401で、マルチスレッド性能が19756となっており、「Core i9-14900KS」にシングルスレッド性能で勝るもののマルチスレッド性能で完敗するスコア数値となっています。
ゲーマー垂涎の3Dキャッシュモデルの土台としての性能は?ワットパフォーマンスにも注目
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今回Geekbenchで確認された「Ryzen 9 9900X」のベンチマークスコアですが、Intelの最上位モデル14900KSはシングルスレッド性能が3200前後で、マルチスレッド性能が22000から23000程度。
スコア面では上から2番目のモデルながら、競合に対しシングルスレッド性能で優位を取る性能となっており、ゲームによってはほぼ互角の性能を期待できる数値となっています。
また、純粋な性能もさることながらZen5ではワットパフォーマンスにも注目したいところ。消費電力や発熱量の目安となるTDPは最上位モデルの「Ryzen 9 9950X」では前世代モデルと変化なく170Wながら、「Ryzen 9 9900X」で120W、「Ryzen 7 9700X」および「Ryzen 5 9600X」で65Wと大幅に減少、いわばより冷やしやすく省エネなCPUとなっていると言えます。
ただ、最新型という言葉は非常に魅力的ですがゲーマーとしては圧倒的なゲーミング性能を誇る3Dキャッシュ版の方が気になるはず。3Dキャッシュ版の“土台”としてどれほどの性能を発揮するのか、冷静に見極めたいところです。
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