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【吉田輝和の絵日記】ファンタジーな世界で冒険者の宿屋経営始めました。『タヴァントーク』

今回は、Gentle Troll Entertainmentが贈るPC向けタイトル『Tavern Talk(タヴァントーク)』をプレイ!

連載・特集 プレイレポート
【吉田輝和の絵日記】ファンタジーな世界で冒険者の宿屋経営始めました。『タヴァントーク』
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今回は、Gentle Troll Entertainmentが贈るPC向けタイトル『Tavern Talk(タヴァントーク)』をプレイ!本作は、様々な種族が暮らすファンタジーな世界で宿屋のオーナーになって、冒険者たちの悩みを聞きながら飲み物を提供するビジュアルノベルです。

飲み物を提供するゲームと言えば『コーヒートーク』を思い出しますね。ただ、このような場で「あのゲームとこのゲームが似ている!」なんて言っちゃうのはあまりよろしくないこと……え?開発者同士が仲良しなのでOKだって?

実は今回、個人的にゲームのキーを頂いていて、その際に「開発者同士が仲良しだから『コーヒートーク』の名前を出しても大丈夫ですよ」と言われておりました。

『コーヒートーク』は過去に絵日記でも紹介しており、同作にどっぷりハマっていたので期待大ですね!



◆魔法のドリンクを提供する小さな宿屋

幻想的なアステリアの世界に、冒険者が集う一軒の小さな宿屋があった。どんな客でも受け入れる風変わりなオーナーは、一杯の安らぎを求める人々に魔法のドリンクを提供していた。

ファンタジー世界で、冒険者が集う店というと『ドラゴンクエスト』シリーズのルイーダの酒場を思い出すな。ルイーダの酒場にあやかって、ヨシーダの酒場と勝手に命名するぜ!

その日のお客は、エルフのフェイブル・ヴェリフィナさん。レンジャーの職に就いている常連さんだ。

森に潜むキノコやミミックなどの化け物の話題が、これぞファンタジー世界って感じで良いよね。そんな話題に対してオーナーの返し方もウィットに富んでいる。

僕なら同じキノコでも、スーパーで売っているキノコ類の話くらいしか出来ないぜ。

さて、会話もそこそこに、そろそろ飲み物を提供しよう。メニューは、フェイブルの“いつもの”である「閃光の一撃」だ。

ドリンクの作り方は、まずレシピ帖の中から注文されたドリンクを選択する。

次に、画面右にある魔法薬をコップに注いで調合する。レシピのチャートを参考にし、複数の魔法薬を調合するのだ。

閃光の一撃のレシピは、敏捷性が上がるプルマを多めに、知力が上がるテンペス、耐力が上がるフリガスを少量入れる。提供する飲み物にステータス上昇効果があるってところが、いかにもRPGって感じでワクワクしちゃうな。

なんてことを考えながら調合していたら……あ、やべ!間違えて筋力が上がるイグニスをドボドボ入れちゃった!

調合に失敗した場合はすぐに捨てて作り直そう!

◆うわさ話を集めてクエスト発注!

フェイブルのような温厚なエルフ以外にも、短気でぶっきらぼうのドワーフ、聖騎士や賞金稼ぎなど、様々な種族・職業・性格のお客たちがやってくる。

僕のお気に入りキャラクターは、某吸血鬼漫画に出てきそうな見た目の吸血鬼アルフォンスだ。吸血鬼でありながら日光浴を趣味としているお茶目さを持っている。砂になってすぐ死にそう……!

ストーリーを進めていくと、香辛料が手に入る。香味料にも特定のステータスが上下する効果があり、お客の注文に応じて魔法薬と混ぜて調合していく。

ドリンクの提供の他に、お客から聞いた噂話を統合して、クエストとして発注できるようになる。

人狼がトレガリンと呼ばれる土地に出没しており、無力な動物や人間にとっては危険でしかない。この問題を解決してくれる優秀な冒険者を募集してみた。

フェイブルはこのクエストが気になっているんだけど、過去の失敗から自信を無くしているようだ。エルフといえば、高慢でエリート気質なキャラクターが多いけど、フェイブルは親近感を持てる性格だな。

そういうのって他人から見たら結構大したことじゃない場合が多いし、過去の失敗話を聞かせてみてよ!

冒険者から森の案内役を頼まれたフェイブルは、屈強で熟練の冒険者に気後れしてしまったらしい。うんうん、緊張して失敗しちゃったのかな。

フェイブルは被害妄想をこじらせ、冒険者から見下されているような視線を感じ、パニックになった末に彼らを森で迷子にさせてしまったようだ。しかも、怒れる精霊が住まう恐ろしい禁断の地へと案内してしまったのだ。

悪意なんて欠片もなく、パニックになって取った行動がことごとく裏目に出た末の大失敗なんだろうけど……うーん、ギリギリ……アウトかなあ。

しかし、オーナーの巧みな話術により、フェイブルはクエストを引き受ける決意をする。よし、クエストの成功率を上げるため、能力を引き上げるドリンクを振る舞ってあげよう!

彼女の注文は、人狼にこっそり近づけるように敏捷性を上げるドリンクか、人狼と和解できるように魅了を高めるドリンクのどちらかをご所望だ。もし人狼に襲われても逃げられるように敏捷性を上げた方がいいかな。

この選択が彼女にとって吉と出るか凶と出るかは分からない。オーナーである僕は、お客の注文通りにドリンクを提供するだけだ。願わくば、彼女の未来が明るいことを祈って……。

そして翌日。

暗い顔のフェイブルが、フェイブルが放ったであろう矢が腕にぶっ刺さったケアリンさんを伴って来店してきて、すべてを察するオーナーの姿がそこにはあった……。

もしあの時、敏捷性ではなく魅力を高めるドリンクを提供していれば、クエストの結末は変わったのだろうか。


15時間ほどでクリア出来ました。分岐要素もあって、ボリュームもしっかりありました。

本作の日本語翻訳は『コーヒートーク』などで素晴らしい翻訳をなさった小川公貴氏が担当しており、本作も世界観にバッチリマッチしており、どっぷりハマれましたね!

ステータス上昇やバフ効果のあるドリンクも、ファンタジーRPGらしさがあって良かったです。

もし『コーヒートーク』も未プレイの方がいらっしゃったら、お得なバンドルも配信されているので、ぜひ上質なビジュアルノベルゲームを楽しんでください!

『Tavern Talk(タヴァントーク)』は、PC(Steam)向けに配信中です。


《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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