まるでマクロスの音楽ライブ!アニメの中に没入したようなVRコンサート「a ten minute Dream」がまもなく開催【先行体験レポート】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

まるでマクロスの音楽ライブ!アニメの中に没入したようなVRコンサート「a ten minute Dream」がまもなく開催【先行体験レポート】

横須賀市がまたもやってくれました。マクロスのメカデザイナー宮武一貴氏に依頼して「みかさロボ」を作ったのに続き、今度はマクロスシリーズばりの未来的・幻想的なVR音楽ライブを開催。

連載・特集 イベントレポート
まるでマクロスの音楽ライブ!アニメの中に没入したようなVRコンサート「a ten minute Dream」がまもなく開催【先行体験レポート】
  • まるでマクロスの音楽ライブ!アニメの中に没入したようなVRコンサート「a ten minute Dream」がまもなく開催【先行体験レポート】
  • まるでマクロスの音楽ライブ!アニメの中に没入したようなVRコンサート「a ten minute Dream」がまもなく開催【先行体験レポート】
  • まるでマクロスの音楽ライブ!アニメの中に没入したようなVRコンサート「a ten minute Dream」がまもなく開催【先行体験レポート】
  • まるでマクロスの音楽ライブ!アニメの中に没入したようなVRコンサート「a ten minute Dream」がまもなく開催【先行体験レポート】
飛び交う光のパーティクルはひたすら美しく幻想的です

横須賀市がまたもやってくれました。「超時空要塞マクロス」のメカデザイナー宮武一貴氏に依頼して「みかさロボ」を作ったのに続き、今度は「マクロス」シリーズばりの未来的・幻想的なVR音楽ライブを開催します。


本記事では、相変わらず攻めすぎな地方自治体主催のリアルタイムパーティクルライブ「a ten minute Dream」の本番前のプレビュー体験レポートをお届けします。

◆電飾みかさロボを背景にしたライブはもはや、アレでした

ちょっとマクロス感のある「みかさロボ」

ホログラムを使った幻想的な音楽ライブシーンと言えば、何を思い浮かべますか? 筆者的にはOVA「マクロスプラス」(1994年)に登場する“バーチャロイド・シンガー” シャロン・アップルのコンサートシーンに強烈な印象があります。同じマクロスシリーズの「マクロスF」のシェリル・ノームのコンサートシーンも、毎回未来感に溢れたものでした。

「遙か未来のライブコンサートは、こんな感じになるのだろうか? 」と思っていたら、現実に体感できる日が早くもやってきました。『VRChat』の中ではありますが、アニメのライブシーンの中に自分が入ったかのような体験ができたのです。

「メタバースヨコスカ」シリーズで次々と斬新な企画を打ち出してきた横須賀市が、今度はVR空間をフルに活かした光と音楽のライブイベントを企画しました。本日7月14日(日)21時からの1回だけのリアルタイムイベントで、5対5のFPSゲームやみかさロボが設置された猿島(SARUSHIMA WORLD)をコンサート会場として使いながら開催されます。

真っ暗な野外ライブホールの背後にそびえ立つのは、美しく電飾されたみかさロボ。その前でパフォーマンスをするアーティストたちの姿は、オリジナルミュージックビデオ「超時空要塞マクロス Flash Back 2012」のリン・ミンメイみたいだな……と思っていたら、同じことを思った人がいたのか「マクロスみたいだね」という参加者の声が聞こえてきます。『VRChat』で行われるライブイベントの魅力は、一緒に見ている観客の歓声が聞こえて、自宅に居ながら、リアルのライブと同じように会場が一体となって楽しめることなのです。

◆『VRChat』ライブイベントの限界を超えた!? 秘められた2つの仕掛け

サンリオは2021年から『VRChat』に造ったバーチャルピューロランドで大規模な音楽ライブフェスを開催しています。2024年春にはTBSがバーチャル赤坂BILTZで数日にわたる音楽フェスを開催するなど、新たな音楽ライブ空間としての『VRChat』の利用が発展しつつあります。

そこで問題になるのが『VRChat』の人数制限問題。『VRChat』はひとつのワールドに同時に滞在できる人数が、通常は30人ほどで、ワールドやアバターを頑張って軽量化しても50人くらいが限界でしょう。VRCボクシングでは、選手と観客用にそれぞれ専用の軽量アバターを用意していました。そのため、大規模な音楽ライブは複数のインスタンス(ワールドのコピー)を作って、観客を振り分けることで実現しています。

サテライト会場からライブを楽しむ観客。ちょっと花火大会みたいですね。

今回のイベントでは、まったく異なる仕掛けを使っています。ひとつは、滞在時間制限。イベントのメイン会場では入室した瞬間からカウントダウンが始まり、10分経つと自動的にそのワールドから出るようになっています。これによって、なるべく多くの観客がメイン会場に入れるようにしています。

もうひとつは「サテライト会場」と呼ぶサブ会場システムです。普段のSARUSHIMA WORLDがこのサブ会場に当てられていて、「180度ドーム型立体パブリックビューイング対応ワールド」となるそうです。イベント中は誰でも自分用にSARUSHIMA WORLDのインスタンス(コピー)を作成し、そこでは時間制限なしのライブイベントを楽しめます。自分用のサテライト会場に友達を呼んで、一緒に鑑賞することも可能です。プレビューではサテライト会場も体験しましたが、メイン会場に劣らぬ臨場感でした。

今回の企画の趣旨を説明する横須賀市の担当者さん。会うたびに衣装がどんどん可愛くなっていってます

ちなみにプレビューの最後に記念写真撮タイムがあって、サテライト会場の参加者たちがメイン会場のアーティストたちを背景に写真を撮ったのですが、背景のアーティストが比率的に大きくなっていて「ゼントラーディ化してる」なんて声も聞こえてきました。みんな、マクロス大好きですね。

◆“真夏の夜のVR空間の夢”に参加する方法

普段のメタバースヨコスカはMeta Quest単体でも利用できるのですが、今回はさすがにPC VR限定。PICO 4なども含めたSteam VR対応のVRヘッドセットとゲーミングPCの組み合わせが理想です。ゲーミングPC単体でも入場は可能ですが、『VRChat』のアカウント(無料)が必要です。開催スケジュールは本日7月14日(日)の21時から22時半を予定しています。

詳しくは、「メタバースヨコスカ」公式Xアカウントの告知ポストと、あわせて紹介されているnoteのエントリをご覧ください。

一夜限りのリアルタイムパーティクルライブ「a ten minutes Dream」

ぜひ、VR空間に展開される、真夏の夜の夢を堪能してください。


VRChatガイドブック~ゼロからはじめるメタバース
¥1,901
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《根岸智幸》

編集者、ライター、ソフトウェアエンジニア、メディアビジネス企画開発 根岸智幸

ITと出版とオタクの何でも屋。グルメや女性誌や芸能やBLマンガもやりました。キャンギャルやコンパニオンの写真も撮ったりします。
・インターネットアスキー編集長(1997-1999)
・アスキーPC Explorer編集長(2002-2004)
・東京グルメ/ライブドアグルメ企画開発運営(2000-2008)
・本が好き!企画開発運営(2008-2013)
・BWインディーズ企画運営(2015-2017)
・Webメディア運営&グロース(2017-)
著書
・Twitter使いこなし術(2010)
・facebook使いこなし術(2011)
・ほんの1秒もムダなく片づく情報整理術の教科書(2015)
など

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top