7月19日午前5時に公開されたGrinding Gear Gamesが開発、運営を行う基本無料ハクスラARPG『Path of Exile』の3.25アップデート「カルグールの開拓者たち」についての配信イベント「GGGライブ」。本稿ではその情報を、メディア向け先行ブリーフィングでの質疑応答の内容も交えご紹介いたします。
今回のテーマは街づくり！魔物を倒して資源を採掘せよ
「カルグールの開拓者たち」でのチャレンジリーグでは、遠征リーグでも馴染みあるDannig、 Rog、Tujen、Gwennenといったキャラクターが登場します。彼らはレイクラストで新たな町「キングスマーチ」の建設に使える資源を探し出し、カルグールへの輸送貿易ルートを確立しようと多くのキャラクターを雇用しており、その中にも見知ったキャラクターが含まれているとのことです。
街づくりというテーマは開発者たちがアイデアを出し合う中でふと出た、シティビルダーやサバイバルゲームというキーワードからの「なぜまだやってなかったんだろう？」という再発見をきっかけに決められたのだそう。まるで違うゲームをプレイしているような感覚になるような、作品の境界線を広げるようなものになったといいます。
また、前リーグのフィードバックから、エンカウンターやモンスターの難易度を上げるような要素を少なくするなど、今リーグではより遊びやすく、難易度が高いために報酬を獲得できないといったことが無いよう調整したことがQ＆Aで語られていました。
冒険の途中、腐敗し、近づくと危険な敵を生み出す鉄の鉱脈「クリムゾンアイアン」、悪魔が崇拝するオリハルカム、心ない敵を引き寄せる石化した琥珀、元素と強い親和性を持ちその地域を不安定にするビスマス、そして貴重なベリシウムといった鉱物を見つけることができるかもしれません。但しそれぞれの鉱物は非常に強力な敵に守られており、それを倒さない限り手に入れることはできないようです。倒したあとはその鉱床に採掘用のタグを付けることができるようになります。
経営手腕を発揮して新たな街を発展させよう
キングスマーチの建設や経営もプレイヤーの仕事。リーグ戦期間を通し、採掘、製錬、消毒、農業、その他必要な作業を手伝ってくれる最適な熟練労働者を探すことになります。労働には当然対価が必要です。雇った従業委員には給料を支払い、安全で生き生きとした生活を送らせてあげられるよう経営の手腕が問われます。
街が発展すれば港を建設し、カルグール人とカルイ港を結ぶ航路を確立して貿易を行うことができるように。獲得した資源を船に積み、港を選んで送ると貿易商が最適な取引を行ってくれます。船が戻り次第通知が届き、送ったものに応じた各港からの特定の報酬を好きな時に町に戻って受け取ることができます。
また、海運以外にも終盤戦になればハイスト・リーグのエンジニア、アイラとカルグール人のテクノロジーの力を借りてカルグーラン仕様の地図装置制作が行えるほか、強力な鍛冶術を使って武器にルーンの魔法を刻み込めるDannigのルーン細工台や、2つのアイテムを組み合わせ、それぞれの最高の修正要素を1つのアイテムに反映させられるの組み替えシステムも利用できるとのこと。また、ブラックマーケットでの取引に通じたNPCであるファースタスを通し、通貨やアイテムのほとんどを他のプレイヤーと非同期で売買もできます。
成長するにつれ、町は良くも悪くもより多くの注目を集めるようになります。終盤になると労働者を捕らえ身代金を要求する盗賊王ササンを始めとする3人のボスが登場し、築き上げたものを狙って町に迫ります。彼らを相手取り戦うのか、それともお金で解決を図るのかプレイヤーは判断を迫られることになるでしょう。
Q&Aではマネジメント要素が新規プレイヤーを引き込むことに繋がることを期待していると語り、プレイ開始からこれらの要素にプレイヤーが触れられるようになるまでそれほど時間がかからないことが示されています。
通貨を使ってパッシブポイントの振り直しも可能に！QOL向上やバランス調整も多数
さらに『Path of Exile2』に倣い、新リーグで大量に稼ぐこととなるゴールドを使ってのパッシブポイントの振り直しが可能になるなどQOLの向上を目的としたアップデートも多数行われているとのこと。その他に、通過するだけで開放されるウェイポイントやキーボードマウス使用時のアイテム取得範囲強化、一部のボスへの静的ライフバー追加、死亡後に復活する際、オーラやヘラルドなどの予約効果が継続されるなどの変更が加えられています。
コンソール版の最適化も行われ、ローディング時間の短縮、新世代機向けのビジュアル精度の向上が為されています。Q＆Aによるとコンソール版とPC版のコンテンツは今後も同様の物となるといいます。
また、新クラスにエレメンタルアタックに特化しる物理ダメージを軽減するバークスキンを付与できるウォーデンが追加。加えてスキルの置き換えやに特定の条件で壊滅的なダメージを出せる新しい報復型スキルが追加された剣闘士昇殿クラスや、Meleeスキル、Block、Rage、Warcries、Banners、Bleed、Impaleの大幅な変更、エンドゲームへの新しいベースタイプの追加、エンドゲームアイテムである Modifiers のバフ、武器の Critical Strike Chanceのバフなど、多くのバランス調整が行われています。
ちなみにQ&Aでは大規模で複雑なスキルツリーの構成方法について、常にバランスを意識しなければならないとしながらも「実はそれほど複雑なものではない」ことが明かされたり、今回のアップデートではコンソール版の新世代ハードウェアがかなり活用できるものとなりありがたく思っていることといった裏話も語られていました。
新規アップデートは7月27日午前5時から！『2』初のCBTも近日中の開催を予定
『Path of Exile』は、PC（公式サイト/Steam/Epic Gamesストア）/海外PS4向けに基本プレイ無料で、Xbox One向けに54円で配信中。アップデート「カルグールの開拓者たち」は、2024年7月27も近日中の開催を予定
『Path of Exile』は、PC（公式サイト/Steam/Epic Gamesストア）/海外PS4向けに基本プレイ無料で、Xbox One向けに54円で配信中。アップデート「カルグールの開拓者たち」は、2024年7月27日午前5時より配信予定です。
なお、開発中の『Path of Exile 2』初のクローズドベータテストへの登録も近日中に開始予定とのことで、開始次第登録ページへのアクセスが可能となります。
※UPDATE（2024/7/19 11:34）：アップデート日時を修正し、再公開しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。
