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もう「Prologue」は時代遅れ?Steam、ユーザーも開発者もみんなニッコリの無料体験版の仕様変更実施へ―体験版専用ストアページやユーザーレビューに対応

露出の機会も増加。

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もう「Prologue」は時代遅れ?Steam、ユーザーも開発者もみんなニッコリの無料体験版の仕様変更実施へ―体験版専用ストアページやユーザーレビューに対応
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Valveは、PCゲーム配信プラットフォーム・Steamにてアップデートが行われ、無料体験版に関する仕様が変更となりました。これにより、「Prologue」の配信が不要になりそうです。

Steamにたくさんあった「Prologue」

今回のアップデートでは、Steamライブラリにおける体験版の動作が改善されます。体験版はインストールを行わずともライブラリに追加できるようになり、すぐインストールできないモバイル環境などでもチェックしやすくなりました。

製品版を所有している状態でのインストールも可能です。これは主に開発者が管理しやすくなるためとされていますが、体験版が特別に製品版と違う内容になっている場合でも活用できます。

大きな変更点として、体験版について開発者は個別で体験版用のストアページを任意で作成できるようになりました。これにより体験版に含まれる内容を表示し、よりわかりやすくできるほか、新たな体験版ストアページ上に用意された製品版のウィッシュリストへの追加やストアページへのリンクといった動線を使うこともできます。


これまで体験版は製品版のストアページからダウンロードすることしかできませんでしたが、個別の製品ページはつくられないため、注目やフィードバックを集めづらい状況でした。開発者たちはこれを回避すべく「Prologue」という別の無料製品としてストアページをリリースすることで、新作欄への表示やユーザーレビューの投稿を可能にしていました。

しかし今回の変更で体験版ページを個別に作り、ユーザーレビューによるフィードバックをゲームリリース前に試験的に集められるようになりました。加えて、体験版が無料ゲームとして扱われ、話題の新作欄などでの露出も増加します。体験版が配信された際の通知も行われます。

常設する体験版とSteam Nextフェスなどで期間限定の内容を備えた体験版の二重で配信したい場合などにはまだ少し問題があるかもしれませんが(もちろん一種の「グリッチ」のようなものとして意図的に排除された可能性もあります)、「Prologue」によって回避していた、ユーザーからしたら「Prologue増えすぎ」問題がおおむね解消されそうです。


《みお》

取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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