今回は、PLAYISMから発売された『SCHiM - スキム -』のPC版をプレイ!本作は、人や物の影だけを移動できる小さな精霊スキムとなって、街や公園、工場など、様々な場所に出来た影をピョンピョン飛び跳ねながら進んでいくアクションゲームです。
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絵日記で取り上げるゲームはすぐプレイ出来るようにDL版を購入しているのですが、ハマったゲームは物理的にも所有したくて、あとから個人的にパッケージ版を買い足すこともよくあります。本作のパッケージデザインは、僕が大好きな漫画家のあらゐけいいち先生が手掛けているので、DL版でプレイする前からもうパッケージ版を予約済みです!
◆少年の影に潜む主人公、スキム!
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スキムとは、オランダの言葉で「精霊のようなもの」や「目の端に見えるチラチラしたようなもの」などを意味する。影に潜む小さな精霊スキムは、世界中のあらゆるモノの影に存在していて、元気に走り回っている少年の影にもスキムがいる。この少年のスキムこそが、プレイヤーが操作するキャラクターだ。
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お、ここからもう動けるのか!とりあえず少年の影からジャンプして、横の車の影に移動してみよう。
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なるほど、影の範囲は自由に移動が出来るんだな。って、少年がスキムを置いて走り出しちゃったぞ!待ってくれ!
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スキムは影以外では存在できず、日の当たる場所にジャンプで着地してしまうと、手前の影まで戻されるので気をつけねば。2段ジャンプが可能なので、結構な距離を移動できそうだな。
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潜んでいるモノに応じたアクション(インタラクト)も可能で、車ならクラクションが鳴り、ゴミ箱ならゴミを撒き散らし、看板を引っ張ればその反動で遠くまで飛んでいけるのか。
◆少年から青年へ。そして突然の別れ
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影から影へと進むごとに、少年は青年へと成長していった。友達と走り回っているときも、彼女が出来たときも、スキムはいつも一緒だった。青年へ移り変わっていった彼は、やがて学校を卒業して仕事を始める。
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青年がダンボールを抱えて職場から出てきた。ストーリーがテキストで語られないので正確にはわからないけど、おそらくクビになったのだろう。しかも停めていた自転車が無くなった上に、バスも目の前で発進してしまい、踏んだり蹴ったりだな。
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さらに道でずっコケて、反動でスキムが影から放り出されてしまった。
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青年はスキムが剥がれたのに気づかず、トボトボと歩いていってしまった。離れ離れになった青年の影を追わねば!ここから本格的にゲームスタートだ。
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本作は複数のステージで構成されており、ゴールに設定されている影までたどり着くと次のステージに移動する。
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ゴールの場所はいつでも確認できるけど、明確にルートが記されているわけではないので、どの影を経由して進んでいくか考える楽しみがあるな。
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影が途切れている場所では、通行人が通りがかるのを待って運んでもらおう。
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通行人は自動で動いていて操作できるわけではないので、影がないエリアを突破したらまた他の影に飛び移らねばならない。
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時間帯によって影の長さなどが変化し、夜になると陽の光がないので、街灯や車のライトによって出来た影を使って移動する。
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スキムは、陽の光の中でも存在できないけど、完全な暗闇の中でも存在できない。人や物に出来た影にしか潜めないので、夜の暗闇も注意が必要だな。
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ライトをインタラクトして光を作り出したり、機械を誤作動させて渋滞を作り出したりと、これってこう使うんじゃね?と予想がピタリとハマったときは気持ちが良いな!
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ひたすらにゴールを目指すだけでなく、ステージごとに収集要素が用意されているので、あえてゴールの反対に進んでみるのもいいだろう。
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収集要素はステージクリアに必須ではないんだけど、こういうのは取り逃したくなくて、意地になって探しちゃうんだよな!
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一度もタイトルに戻らずにぶっ通しでプレイしていたため、ステージ選択すればいつでも取りに戻れるのに気付くのはもう少しあとの話……。
ステージは全部で60以上もあり、ボリュームはバッチリでした!
どこに行けばわからなくなったり、アクション要素が難しくて詰まったりせず、テンポよくサクサク進められて気持ちよかったです。
クリア後は、2段ジャンプをオフにするなどの難易度上昇設定も追加されるので、1周目とはまた違った感覚で楽しめそうですね!
影に潜める全てのモノにインタラクト出来るのですが、ゴミを撒いたり揺らしたりするだけで、攻略とはあまり関係ないものが多かったのが少し残念でした。ただ、全てのモノをインタラクトしたわけではないので、2周目はあらゆるモノを試してみようと思います!
『SCHiM - スキム -』はPC(Steam)/ニンテンドースイッチ/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに配信中です。