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【決算】コーエーテクモHD、営業利益2割減―『Rise of the Ronin』リピート販売好調も、モバイルは苦戦

2024年度下期にミドルクラス以下の複数のタイトル発売を予定しています。

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【決算】コーエーテクモHD、営業利益2割減―『Rise of the Ronin』リピート販売好調も、モバイルは苦戦
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2024年7月29日、コーエーテクモホールディングスは2025年3月期第1四半期(2024年4月~6月)の連結決算を発表しました。

売上高は176億700万円(前年同期比3.8%減)、営業利益は57億2,300万円(同23.8%減)となりました。新規スマートフォンタイトルの配信がなかったことが減収の主な要因です。一方、経常利益は187億300万円(同27.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は136億3,800万円(同29.2%増)と、どちらも第1四半期として過去最高の業績を達成しました。

エンタテインメント事業では、コンソール分野の売上が66億5,100万円(前年同期比9.3%増)となりました。この増加には、PS5向けアクションRPG『Rise of the Ronin』のリピート販売が貢献。同作は5月末にセールを実施し、7月からは体験版の配信も開始しています。

コンソール分野の販売本数は137万本(前年同期比7.4%減)で、国内が38万本(同32.1%減)、海外が99万本(同7.6%増)となっています。特にアジア地域での販売が好調で、37万本(同42.3%増)を記録しました。

一方で、オンライン・モバイル分野の売上は98億3,000万円(前年同期比10.1%減)となりました。既存タイトルは大型施策がなかったものの、全体として底堅い推移を見せました。しかし、2023年に配信を開始した『BLUE REFLECTION SUN/燦』のサービス終了があり、弱含みととしています。

今後の展開としては、2024年度下期にミドルクラス以下の複数のタイトル発売を予定しているほか、中期的には複数の大型タイトルを含む多くの新作タイトルを開発中とのことです。また、オープンワールドジャンルへのチャレンジも中長期的な成長戦略の一環として位置付けています。

なお、2025年3月期の通期連結業績予想としては、売上高900億円(前期比6.4%増)、営業利益300億円(同5.3%増)、経常利益400億円(同12.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益300億円(同11.2%減)を見込んでいます。

《GameBusiness.jp》

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