ソニー・インタラクティブエンタテインメント傘下であるBungieは、会社の変革に伴うレイオフを発表しました。
SIEとの統合も進める
声明によると、Bungieは開発費の高騰と業界の変化、経済状況などが原因でコスト構造を大幅に変更し、開発のリソースを『Destiny』と『Marathon』に完全集中させる必要がわかったといいます。
これにより、スタジオの17%にあたる220人もの従業員が人員削減に伴うレイオフの対象に。対象となった従業員は、退職金や賞与、健康保険を含む退職パッケージが提供されるとのことです。
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これに加え、2つの変革も発表しました。ひとつは親会社であるSIEとの統合を深め、今後数四半期をかけてBungieの12%にあたる155人の社員を統合します。この155人は人員削減の影響を受ける予定だった人材ですが、この決定によって雇用を継続できるようになったとのことです。
もうひとつは、PlayStation Studiosのリーダーシップと協力し、インキュベーションプロジェクトのひとつである完全新作SFアクションゲームをスピンアウト。新たなスタジオを設立し、開発を継続するとのことです。
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『Destiny 2』の拡張である「最終形態」は成功を収めたものの、「光の終焉」の失敗に加えゲーム業界の急激な低迷がBungieに打撃を与え、赤字になったそう。公式サイトでは、今後の方針や変革を決断するに至った理由が掲載されています。