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Odd Gamesは、シミュレーション『マルウェア』をWindows向けに発売しました。記事執筆時点でSteamで“非常に好評”の評価となっています。
悪意のあるインストールを回避して名声とお金を稼げ
本作はインストーラーに付属する悪意のあるソフトウェアのインストールを回避するシミュレーション。プレイヤーは1999年の世界でお金が必要となってしまったために、メールで依頼を受けて解決することで名声とお金を稼いでいくことになります。
その依頼とは目的のソフトウェアをインストールする方法を見つけて欲しいというものですが、添付されて送られてくるインストーラーには様々なバンドルソフトウェアが付随してきます。そのためあの手この手を駆使してくる悪意のあるインストールオプションを全て回避する手段を模索しなければなりません。
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意外と高難度
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わかりにくいインストールオプションが用意されていて望まないバンドルソフトウェアをインストールされるという経験は珍しいものではないため、本作の紹介を見て楽勝だと感じる方も多いのではないでしょうか。筆者もそうだったのですが、本作はただ懐かしい体験をするだけのゲームではなく、一種の謎解きゲームのようになっているため、思いのほか苦戦を強いられることとなります。
翻訳品質の怪しさによる部分もありますが、単に目を凝らしていれば回避できるというようなものではなく、言葉遊びによる謎解きのようにもなっているため手応えのある試行錯誤をすることができます。ウィンドウのあらゆる部分が怪しく見えてくる疑心暗鬼や、インストールバーが進行中に感じる不安な気持ちというものを、ノスタルジックな苛立ちとして体験できるシミュレーションゲームだといえます。
『マルウェア』は、Windows向けにSteamにて350円(8月15日まで280円)で販売中です。デモ版も公開中です。