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映画『デッドプール&ウルヴァリン』のヒットを受けてか、過去に海外でコンソールで発売された『デッドプール』のゲームがオークションサイトで高騰している……という記事を海外メディアKotakuが報じています。
約1,000ドルでの取引も。米Kotakuは適正価格で買うよう注意喚起
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今回話題を呼んでいるゲーム版『Deadpool』は、2013年にActivisionがPC/PS3/Xbox 360向けに発売したものです(日本未発売、ただしSteamでは当時英語版が購入可能だった)。MARVELのライセンスの問題で2014年にダウンロード版・パッケージ版ともに販売が終了しましたが、2016年の映画版『デッドプール』に合わせて、PS4/Xbox Oneに移植されました(日本未発売・2017年にライセンスの関係でストアから削除)。
上記の経緯もあり、今の時点で新たにゲーム版『Deadpool』をプレイするにはパッケージ版を探すしかないのですが、eBayを始めとする海外オークションサイトにはさまざまな価格のものが並んでいます。40~70ドル(約6,000~10,000円)の価格帯から、新品パッケージの150~400ドル(約22,000~60,000円)という価格で取引されているようです。中にはPS4版の新品が970ドル(約145,000円)で出品されていた、という報告もあります。
日本国内のサイトにおいても、Yahooオークションや楽天市場においては上記の取引価格に近い価格で販売されているようです。
米Kotakuではこれらの暴騰について、「PS4版の『Deadpool』に何百ドル、何千ドルも費やす価値はない」「プレイしたいだけならGameStopでPS4/Xbox One版は約50ドル(約7,500円)、PS3/Xbox 360版は約30ドル(約4,500円)で売っているし、近所にゲームショップがあるのならそれ以下の価格で手に入れられるだろう」と警鐘を鳴らしており、「もし将来のデッドプール映画の続編の際に売ろうとしている投資目的ならば、すべてのバブルは最終的にははじけるということを思い出してください」と、投機目的での購入もお勧めできないとしています。