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ついにVer1.0到達!『7 Days to Die』に登場するアメリカ南部料理「ガンボシチュー」を作る―ハードコアゲーミング料理第19回

お米が入ったシチューなので、日本人も絶対好き。材料も手軽に手に入るのでオススメ!

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ついにVer1.0到達!『7 Days to Die』に登場するアメリカ南部料理「ガンボシチュー」を作る―ハードコアゲーミング料理第19回
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ハードコアなゲーマーの皆さん!ゲームを遊んでいる際、こんなことを思ったことはありませんか?「このアイテムよく見るけど、どんな味しているんだろ?」と。私はしょっちゅうあります。

そこで、本記事ではこの疑問を「解消」すべく、名前だけはよく聞くくせに実際の味はよくわからない筆頭である「例の食べ物」を購入&調理、その実態に迫るべく調理していこうと思います。

Steamでゲームを遊ぶ人ならその名を一度は聞いたことあるであろうゾンビサバイバルサンドボックスゲーム『7 Days to Die』。早期アクセス開始からなんと10年以上開発を続け、ついに今年Ver1.0を迎えました

Steamの履歴を確認したところ、筆者は早期アクセス開始からおよそ半年後に購入していました。当時の価格は13.74USDでした。あとコミュニティマーケットで何かをすごい量買っていますね。『TF2』の装備かな…?とにかく、あまりに早期アクセス期間が長すぎてこのまま一生こういうものとして売られていくのかと思っていた『7DtD』ですが、一応の完成を迎えたことにビックリ。当時のゾンビサバイバル系タイトルの中で比較的難易度が低めで、友達とワイワイ集まってプレイするのにちょうどよかったのもあり、連日プレイしていたのを覚えています。

そんな本作、ゲーム内の要素としてもちろんですが料理が存在します。料理の特徴はゲームの舞台がアリゾナ州のとある都市ということもあり、アメリカ南部文化が色濃く出たレシピが多いことです。拾ったり育成した食材を使って、とうもろこしの粉で焼き上げるパン「コーンブレッド」や「チリドッグ」といったメニューを作るわけですね。

ガンボシチューのフレーバーテキスト。何を言ってるかよくわからないが美味しいらしい。

中でも、今回作りたい料理は「ガンボシチュー」です!

これも南部料理の代表的なもののひとつで、ベースとなるスープにお肉や豆、そしてスパイス類を入れ、最後に「ガンボ」(これはフランス語でオクラのこと)を入れてとろみをつけた料理です。(オクラ以外にハーブでとろみをつけるパターンもあるようですが、それも料理名はガンボになるようです)これをご飯にかける、またはお米そのものもシチューの具として使っていただくようです。

スパイスの風味あふれる、とろみのあるシチュー、とっても気になるじゃないですか!早速作っちゃいましょう!

ちなみに、ゲーム内のレシピだとガンボに重要な要素であるガンボが入ってない。どうして?

今回、ガンボシチューを作るにあたって、USAライス連合会のWebページにあるキャンベルのミネストローネで作る「ソーセージガンボ」のレシピを参考に作っていこうと思います。ゲーム内でも、廃墟を探索して拾った缶詰をベースにガンボシチューを作りますからね。

材料を用意していきましょう。こちらはキャンベルのミネストローネ。豆やジャガイモ、ショートパスタが入っています。内容物と同量の水を缶で計って入れるというアメリカらしい(勝手に思っている)合理的な作りがいいですよね。

実はこのソーセージ、生まれて初めて購入しました。ゲムスパのおかねで。

そしてソーセージ、レシピにスモークソーセージやチョリソーがオススメと書いてあったので、今回はジョンソンヴィルのオリジナルスモークを用意しました。日本でよく売られている袋に入ったソーセージと比べると1本のサイズが大きめ。

そしてせっかくUSAライス連合会のレシピで作るんだから、とカリフォルニア産のお米を購入。パッケージにこのお米を販売しているお店の看板ワンちゃんがいますね。フレンチブルドッグ大好き。

中のお米はこんな感じ、普段見るお米とあまり変わらないようにも見えますが、日本でよく食べられている粒が丸っこくて短い短粒種とインディカ米のような細長いお米のちょうど中間くらいのサイズ感なんだそうですよ。

そしてチリパウダー。パプリカ、ガーリック、赤唐辛子にクミン、オレガノといったハーブ類が混ぜ合わせてある総合スパイスです。封を切るとチリコンカン的な香りが広がります。

ちなみにこれは前々回に入れすぎて悶絶したカイエンペッパーです。すごく減ってる。

では下ごしらえをしていきましょう。まずは材料紹介の写真を撮り忘れたオクラのヘタを外し、細かく小口切りにしていきます。

ソーセージも同様にカット。切って使うことで、後で煮込むときに肉系の出汁の役割も果たすのだと思います。2・3本カットしたら準備はOK。

フライパンに油を引き、ソーセージとお米を入れて炒めます。

アメリカン10倍粥みたいな見た目。

サッと炒めたら水を入れ、フツフツしてきたらそれを維持する程度の火加減にして10分ほど煮込みます。

お米を一粒食べてみて、軽く芯が残っている程度になったらミネストローネ缶とチリパウダーを投入。香りがたちのぼり、突然台所に「外国」が現れます。

改めて沸騰したら、最後にオクラと塩コショウを入れてひと煮立ちさせ……、

ガンボシチュー」の完成!ゾンビだらけでお皿も手に入らなかったらきっと空き缶で食べるんだろうな…と思って缶によそってみたところ、いい雰囲気に。

ただ、雰囲気こそ良いのですが、缶のフチが触れないくらい熱くなるのと、こういう缶の再利用ってあんまり良くないのかな…という気持ちが勝ったので、やっぱりお皿に移して食べます。筆者はポストアポカリプスを生き延びることはできません。

ということで、改めて「ガンボシチュー」です!

第一印象としては、ちゃんとトロみがついてる!ということですね。オクラのネバネバ成分がしっかりシチューに溶け出ているみたいです。あと、最初のほうでお米を茹でていますが、これによってお米のでんぷん質も鍋に流れ出てトロみの一端を担っているのかも。

味のベースにはキャンベル缶があるのでまったく心配することはなく、チリパウダーによって少しの辛味と深い香りが鼻に抜けます。ソーセージをカットして入れたことでそちらの風味もバフのように効いてきています。ソーセージって出汁を取る具材として最適ですね。

今回自ら用意した具材はキャンベル缶、ソーセージ、米、オクラと少ないですが、缶詰の中に各種野菜や豆、ジャガイモ、ショートパスタなどがゴロゴロ入っているので、結果的に具だくさんのシチューになるのが本当に素晴らしい。楽でおいしいのが一番ですから!


ちょっぴり話はそれますが、筆者は普段のゲーム仲間と「ゲーム投げ部」という同人サークルで活動しています。活動内容はゲームに関する様々な企画をまとめた雑誌スタイルの本を作り、コミックマーケットやその他同人イベント、たまーにLANパーティなどで頒布することです。そんな私達が作ったものの中の一冊『PGO: Struggle』で、別のメンバーがまさにこのガンボの調理をしています。(その時はアーリーアクセス10周年記念という企画でした)

仲間内で考えた企画なのでパクったとかの話ではないですが(一応許可は取った)、「せっかくだから宣伝してよ」と言われましたし、読んで欲しいので宣伝させてください。

【PCゲーム情報同人誌】PGO: Struggle

この本では、今回調理したガンボはもちろん、コーンを挽いた粉で作る「コーンブレッド」を作ってみたり、7DtDプレイヤーならサバイバル中に常飲していたであろう「アキノキリンソウ茶(Goldenrod Tea)」を飲むために、草を乾燥させるところから実践しています。

他にも犯罪を行うゲームを犯罪の種類に分けて紹介した企画。「ゲーミングほにゃらら」と名前のついたグッズレビュー。マンガ。ゲームレビューなど様々用意しております、興味のある方は是非。さらに過去の本も電子版なら購入可能ですので是非是非。

そして、今年の夏コミにも参加予定です。サバイバルクラフトジャンルにおける難易度設計をキャラクターの身体能力・体調面から紐解く調査企画。平和なゲームジャンルに暴力をトッピングしたゲーム特集。忍者ゲー大集合。などなど、企画盛りだくさんでお届けします。


キャンベル ミネストローネ 305g×4個
¥1,850 (¥462 / 個)
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《KADEN》

三度の飯とゲームが好き KADEN

1986年、横浜に生まれ落ちる。祖父が持っていたPC9800シリーズとFM-TOWNSによって目覚め、Dreamcast版タイピングオブザデッドに教育され、正月に購入したHalf-Life 2とBattlefield 2によって後戻りできなくなる。 最近はゲームにかこつけて料理の記事も上げたりする。

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