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2024年8月2日、メルカリは海外から直接メルカリに出品された商品を購入できるサービス「Mercari × Japan」を開始しました。
海外レトロゲームのバイヤーにとっては福音か
メルカリによるプレスリリースでは、同サービスを開始してから漫画、バンダイ製品、サンリオ製品などの人気が急上昇したことが紹介されており、また人気商品の例として「Nintendo、SEGA、ソニーといったメーカーのゲーム機やテレビゲームソフト、付属品や懐かしいおもちゃ」という文章が具体的に述べられています。
日本のレトロゲームは海外のバイヤーに人気があり、例えば2024年2月21日のFRIDAYデジタルの記事によれば、レトロゲーム店の客層について以下のように述べられています。
このレゲー文化は日本だけのものではない。秋葉原のレトロゲームショップに行けば一目瞭然だ。客の8割、いや9割が外国人と言っても過言ではないのである。
しかしながら、今までの海外バイヤーが日本のレトロゲームを入手する主な手段は東京・秋葉原や大阪・日本橋といったレトロゲーム専門店での購入がメインの手段でした。ここに、今回の「Mercari × Japan」という選択肢が加わったことになります。(オークション代行業者を介すという手はあったにせよ、大きく障壁が緩和されることになります)
ネット通販では偽物や郵便破損といったリスクがあるとはいえ、日本への渡航費・滞在費を払うことなく実費と送料のみで海外から直接レトロゲームを購入できるという点は、海外バイヤーにとっては大きな福音と言えそうです。
レトロゲームの海外流出を懸念する声も一部にはありますが、今回のメルカリのサービス開始でそれは一層進むことになるのかもしれません。