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壮大な中華の景色は没入感抜群!暴れ猿の冒険にどっぷり漬かる『黒神話:悟空』先行プレイレポ

高難度のゲームとプレイを躊躇うのはもったいない、ユニークな作品に仕上がっています。

連載・特集 プレイレポート
壮大な中華の景色は没入感抜群!暴れ猿の冒険にどっぷり漬かる『黒神話:悟空』先行プレイレポ
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8月20日にPS5/PC向けのリリースが迫る『黒神話:悟空(Black Myth: Wukong)』。既にSteamでは売上ランキング1位を達成するなど、大注目の本作を先行プレイさせていただく機会に恵まれました。

本稿では発売前の先行プレイということでストーリーや詳しい攻略への言及は抑え、プレイフィールに焦点を当ててレポートしていきます。

抜群の没入感は言うまでもなし!神話と自然の融合した中華世界の冒険を隅々まで楽しもう

まず言及しておきたいのがボイス設定。日本語が用意されている字幕、UIと違いボイスは英語と中国語の2つから選ぶことになりますが、筆者のおすすめは断然中国語です。というのも本作は発表当初から話題になったように、圧倒的なまでの美麗な中華世界表現が目立つ作品。その雰囲気を最も盛り立てるのはやはり中国語ボイスだと感じました。

もちろん好みや別の観点から英語の方が遊びやすい場合もあるとは思いますが、没入感を重視するなら中国語ボイスでのプレイがぴったりだと言えるでしょう。

その没入感を重要な要素たらしめるのが前述したグラフィックの美しさです。「西遊記」の後の物語を描く本作では、神話と自然が融合したかのような古代中国の風景の中を冒険することになります。

三蔵法師が経典を求め旅をする原作よろしく、本作も仏教の影響が強く出ているのは言うまでもありませんが、荒廃し自然に溶け込む寺院の様子はとても趣深く、配置されている一つ一つの仏像や装飾等もとても細かく描写されています。

またアクション面では主人公を始めとする戦闘でのモーションがきびきびとスタイリッシュに描かれ、武器を振り回すだけでも魅力的に映ります。ボス戦では妖怪変化を相手することも相まって縦横無尽に鋭い攻撃が飛び交い、避けるのに苦労しながらもそのカッコよさに目を奪われてしまいそうになりました。

一部ボスの討伐後はその技のいくつかを主人公でも使用できるようになるため、ボスに勝利した際の嬉しさもひとしおです。

適度な難度でサクサクプレイ!回避と攻撃のバランスに気を付ければ初見ボス攻略も夢じゃない

ゲームシステムについては、チェックポイントで回復と敵の再配置が同時に行われる点や攻守ともに重要なリソースとしてのスタミナなどやはりソウルライクに通ずるものは多い一方、ソウルライクに紐づけられがちな高難度を前面に押し出した作品というわけでない部分が印象的でした。

少なくとも序盤に関しては、道中の敵は構えていると拍子抜けしてしまうぐらいにサクサク倒せましたし、ボスについても落ち着いて戦えば初見攻略も十分可能な難度に感じられました。

もちろんゲームが進めば、あるいは初見段階で倒すことを想定されていないような、一筋縄ではいかないボスも登場します。しかし同様に主人公もかなり強力に成長していくため、十分な強化と解放された要素を使いこなしていけば詰まってしまうことは無いでしょう。

先ほどグラフィックとしてのアクションに言及した際には素早く軽快に描かれているとお話ししましたが、ゲームシステムとしての攻撃は見た目よりも重く感じました。回避が重要なゲームと言われるだけあって、考えなしに攻撃を振ると回避が間に合わず痛い目を見がちです。

一方で防御手段は基本的に回避に限られることを考え十分思慮を巡らせて立ち回れば、それほど苦戦することは無いように思います。

様々なプレイスタイルを生む「重棍」と強気な立ち回りを支える「法術」を使いこなそう

そんな主人公の能力の中でも最も特徴的に感じたのは、いわゆる強攻撃に当たる「重棍」とそれに関連する「蓄力」システム。重棍は対象のボタンを押せばいつでも強攻撃として放つことができますが、蓄力を消費することでその攻撃性能をが強化されます。

蓄力は敵に攻撃を当てたりジャスト回避を発生させることで徐々に貯めることができるほか、重棍の長押しによって能動的に貯めることも可能となっており、これがプレイの幅を大きく広げてくれるように感じました。

例えば能動的に貯めて放つチャージ攻撃としての運用や、弱攻撃や回避といった立ち回りの中で最大まで自然に溜まるのを待って使う必殺技としての運用のほか、主人公を強化すればゲージの一部をコンボに取り入れて利用できるなど、ゲージの貯め方や使い方によってプレイスタイルの違いが一番大きく出る部分に思えました。

戦闘スタンスを変えれば重棍でできることも変化する

一方でわかりやすく強力な技として大妖怪らしい神通力が使える「方術」が用意されています。これはスタミナとは別途設けられたエネルギー「法力」を消費して放つことができ、使用すると術ごとに定められた一定時間のクールタイムに入ります。

クールタイムと魔力という二つの制限はありますが、その効果はどれも強力無比。敵の動きを止め一方的に攻撃したり、変身して暴れまわるなど、プレイヤーサイドの強気な立ち回りを支える力と言えそうです。法力はチェックポイントの祠での休息でのみ回復可能となっていますが使い切ってしまうということはあまりなく、ボス戦であればクールタイムの方を意識することが多かったように思えます。

あまりに法術頼り切った立ち回りでは法力が枯渇することもあるのかもしれませんが、基本的には使えるだけ使ってガンガン攻め込む起点として問題ありません。多彩な妖術を見せつけて格下妖怪どもを翻弄する大妖怪気分を存分に味わいましょう。

高難度のゲームとプレイを躊躇うのはもったいない!

一見ソウルライクなゲーム性ながら、プレイしてみれば様々な面で独自の遊び方や特徴を感じられるユニークなアクションゲームとしてまとめ上げられた本作。筆者もまだまだ序盤ではあるものの最後までプレイしたいと強く思わされる作品でした。

美麗なグラフィックや迫力の戦闘に気圧され、高難度のゲームかとプレイを躊躇うのはもったいない!興味を持たれている方は是非、壮大な中華世界の冒険に浸ってみてください。

『黒神話:悟空(Black Myth: Wukong)』は、Windows(Steam/Epic Gamesストア)/PS5向けに2024年8月20日発売予定。Xbox Series X|Sでもリリース予定ですが、現時点で発売日は未定です。

《焦生肉》

ゲームに関わって飯食いたい 焦生肉

ストーリー重視でゲームをプレイするけどシステムも特徴がないとイヤ!なわがままゲーマー。わがままなくせにコンプリート癖もある上つまみ食いも大好きなので積みゲーが溜まる溜まる。ゲームで飯を食うことを夢見てたらほんとにそんな機会に恵まれた。

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