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カプコンは、PS5/Xbox Series X|S/Steam向けハンティングACT『モンスターハンターワイルズ』メディア向け体験会を開催しました。
本体験会でプレイできたのは、「チャタカブラ」及び「ドシャグマ」の討伐クエスト。ゲームのバージョンは、8月21日からヨーロッパで開催されている「Gamescom 2024」と同様のものになっています。
今回インサイドは、そんな『モンスターハンターワイルズ』メディア向け体験会に参加!本作で新たに追加された「集中モード」の使用感など、直接プレイしないと味わえないゲーム体験の様子をお伝えします。
※掲載画像は開発中のものにつき、実際の仕様とは異なる場合があります。
※本記事の画像はドシャグマ討伐のみのものになっています。
◆「スリンガー」の利便性が超向上!
ゲームが始まるとすぐに、ハンターとオトモアイルーのキャラクター作成画面に移行しました。
ハンターのキャラクターモデルは、計12種類のプリセットが用意されており、中にはワイルドなタトゥーが入ったキャラクターも。
もう一方、アイルーに用意されたモデルは計6種類。スコティッシュフォールドのような垂れ耳や、ペルシャ猫のようなふわふわとした毛並みなど種類は様々で、今作もアイルーのかわいさは健在でした。
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モデルを選択し終わるとムービーが開始。プロモーション映像でも公開されていた、主人公が司令官のような男に禁足地ハンターとして任命されるところからゲームが始まります。
やがて主人公たちは、謎の人物が新モンスター「バーラハーラ」に襲われているところを目撃。助けるため「セクレト」に乗りモンスターの群れを誘導します。
ここで、セクレトや「スリンガー」のチュートリアルが発生。セクレトは『モンスタハンターライズ』の「ガルク」と似た操作感で、L3で移動、R1で加速、R1押し込みかL3を押すと全速力でダッシュができます。
通常スピードでも十分早いのですが、全速力モードであれば大型モンスターと並んで走ることも可能なほど。また、R2で減速、R2押し込みで急停止、十字キー上長押しで騎乗、×ボタンで降りることができます。
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スリンガーアクションは、従来と比べて利便性が大きく向上。L2で照準を合わせ、遠距離でも素材の採取や回復ミツムシなどの環境利用が可能になりました。『モンスターハンターワイルズ』を快適にプレイする上で、スリンガーアクションは欠かせないものになるでしょう。
音爆弾使ってバーラハーラの群れを散り散りにさせたところで、チュートリアルは終了。ほんの序盤ではありますが、「モンハンの新作をプレイしているんだと!」いう気持ちが湧き上がってきて、興奮が止まりませんでした。
◆「集中モード」はタイミングが重要
武器のチュートリアルでは、シリーズお馴染みとなる14種類の武器が選択可能でした。今回は「チャタカブラ」を討伐しながら基本操作を学んでいきます。
筆者は大剣を選択。△ボタンを3回押す従来の基本コンボはもちろん、新アクション「集中モード」などの使い方を体験しました。
集中モードはL2を押し続けると使用可能で、このままR1を押すと集中弱点攻撃である「集中貫通斬り」に移行します。
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集中貫通斬りはモンスターの身体に沿わせながらダメージ与える攻撃。ヒットすると「傷口」を与え、モンスターをひるませることができます。
なお集中モードは抜刀状態からのみ行うことができ、モンスターの攻撃を避けたい場合は注意が必要です。使うタイミングを見極め、戦うことが不可欠になるでしょう。
モンスターの攻撃を避けながら、どこに弱点を作るのか。重たい一撃を与えなければならない大剣は特に重要であると感じました。
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さらに、今作の大剣には「相殺斬り上げ攻撃」が新たに追加。斬り上げ攻撃も溜め切りのように集中してダメージを与えることが可能になりました。
今回の試遊では残念ながら確認できませんでしたが、“相殺”と名がついているので相手の攻撃を受け流す用途もあるかもしれません。今後の続報に期待しましょう。
大剣の使用感を試している内に、ターゲットであるチャタカブラはすんなりと討伐。実際にプレイしてみると、やはり今作は集中モードの使い方が鍵になると予想されます。
◆一回り大きい「ボス個体」がターゲットに
次にプレイしたクエストでは、アルマから「ドシャグマ」の討伐依頼を申し込まれます。ドシャグマは群れを作る可能性があるので、被害が広がる前に狩猟してほしいとのこと。
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その後、一息つけるテントで武器の変更を試しました。今作はメイン武器とサブ武器を装備することが可能で、戦闘中でも持ち替えることができる仕様に。武器は十字キーの左で切り替えとなり、その際はセクレトが駆けつけて武器を持ってきてくれます。
他にもテントでは、アイテムの入れ替えやオトモ装備の変更にくわえ、食事を取ることができます。
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今作の食事は、採取した素材を選択してハンターが料理を作るというこだわりよう。この変更により、前作までに登場したお食事券扱いや、より良い食事を取るためにはどうすれば良いのかなどが、気になるところです。
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狩りの準備を済ませて、導蟲に導かれるまま移動します。目的地に到着すると、ドシャグマが3匹の群れを作っていました。
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アルマからも、「ターゲットのドシャグマを討伐してください」という指示が飛び、他のドシャグマよりも一回り大きい「ボス個体」がターゲットに設定されます。こいつを討伐するためにも、まず群れをなんとかしなければなりません。
そこで、スリンガーに支給された特大こやし玉をセットし発射!命中すると、ドシャグマが四方八方のエリアに分散しました。
ここで気になったのは、ターゲットと同じエリアに他のモンスターが逃げてしまわないかという点。今回の試遊では、そういったことはありませんでした。
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◆太刀の爽快なアクションは健在!
2つ目のクエストでは、主に太刀を使用しました。新しい太刀は、練気ゲージが赤くなると技の性能が強化されるため、変則的なアクションが楽しめます。
武器紹介動画で公開された、移動して見える攻撃の正体は強化状態となった「気刃斬り」。強化された気刃斬りは、一歩踏み込んで攻撃するモーションに変わっていました。
残念ながら向きなどは自由に変えられない操作感を受けましたが、今回の試遊では、検証も十分に行えていないので体験版や続報を待ちましょう。もちろん従来の太刀らしさは健在であり、「キュイン!シャキシャキ!」といった効果音が気持ちよかったです。
特に見切りや居合抜刀気刃斬りの気持ちよさは前作を上回るものを感じました。永遠にプレイしたかった…!
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◆過酷なフィールドには、セクレトに頼ろう
他にも戦闘中に印象的だったのは、地形や天候の変化です。砂原での戦闘は実際に足をつかまれているような感覚で、とても操作が困難でした。
蟻地獄のような砂に飲まれる地形変化もあり、近接武器だけではなく遠距離攻撃ができる武器に変更するなど工夫が必要そうです。
天候は、晴れから雷が降る天候へと変化。地形の変化と天候が組み合わさることで、過酷な自然のなかで戦闘をするサバイバルのような緊迫感がありました。
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セクレトを上手に使いながら、天候や地形が悪くても落ち着いて狩りを行うことが大切です。ちなみに、天候が変わるときはアルマやオトモアイルーが教えてくれます。さすが頼れる相棒。
クエストが中盤になると救難信号の説明が入りました。今作の救難信号はオフラインでもNPCが参加する要素が追加されており、一人でも気軽にマルチプレイが楽しめるほか、過酷な自然環境の中でも狩りが幾分楽に感じました。
そんなこんなで狩りを続けていると、謎のモンスター「レ・ダウ」が乱入!雷を纏いながらドシャグマと激しい戦闘を繰り広げていました。
決着はどうなるかといったそのとき、ここで試遊時間がタイムアップ。楽しい時間には終わりがつきものです。
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今回の試遊では、『モンスターハンターワイルズ』らしさを存分に体験できました。モンスターのリアルな生態系や過酷な自然の中で狩りをする体験は、今まで感じたことのないもの。まさに新しい『モンハン』と言っていいでしょう。新アクション「集中モード」を使いながらの戦闘も楽しく、発売まで本当に待ちきれません。
『モンスターハンターワイルズ』は、PS5/Xbox Series X|S/Steam向けに2025年発売予定(クロスプレイ対応)。今後の続報に期待です。