インディーデベロッパーのJoe Wintergreen氏は、玉転がしパズルのリメイク版『InFlux Redux』のSteamビルド審査が原作と全く同じであることを理由に不合格となったことをX(旧Twitter)で報告しています。
UE5で一新されたリメイク版が変わってないと判断される―現在では無事に審査通過済み
本作は、2013年にリリースされた玉転がしパズル『InFlux』の高解像度リメイク版です。空から降ってきた謎の金属球を操作してガラスと鉄の体構造物が点在する無人島を横断するシンプルな原作をUnreal Engine 5でゼロから作り直しており、グラフィックや物理演算などの様々な要素が進化しています。
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Steamの審査ではリリースする前にValveからストアプレゼンスとビルドのレビューを受ける必要があり、必要に応じてフィードバックが送られます。本作はビルド審査で不合格となってしまいましたが、その理由は11年前に出したゲームと全く同じであると判断されたためでした。
UE5の採用などによりリメイク版として正当に進化したにもかかわらず、原作から変わっていないと評価された本作。同氏はSteamのストアにおけるユーザーレビューのひどいコメントのようなフィードバックに対して、「Steam(ストアで)のレビュー」ではなく「Steam(から)の(ビルド)レビュー」を期待していたと反応しました。ストアページでの説明文に共通するテキストが多かったことが原因かもしれないと推察し、最初のビルドが却下されるのは普通のことであり覚悟していたと擁護しつつも、奇妙なレビューに触れています。
本記事執筆時点では無事に審査を通過したという『InFlux Redux』はPC向けにSteamでリリース予定です。