Flappy Bird Foundationは往年のモバイルゲーム人気作品『Flappy Bird』のリメイク版製作を発表しました。なお、オリジナル版の開発者は本作への関与を否定しています。
高い中毒性で幻となったモバイルゲームが10年ぶりに復活
『Flappy Bird』は2013年に配信を開始したモバイル向けの横スクロールアクションゲームで、“鳥を羽ばたかせて高さを調整し障害物をすり抜ける”という今となっては定番とも言える単純なゲームシステムながら、その中毒性から多くのプレイヤーを虜にした人気作品。一方でその中毒性を問題視した作者により配信が中止され、現在では遊ぶことのできない幻の作品でもありました。
今回発表されたリメイク版では新しいゲームモードやキャラクター、マルチプレイ要素も用意されているとのこと。開発チームチーフのマイケル・ロバーツ氏はメディア向けリリースで「今後何年にもわたってプレイヤーを魅了し続けるような新鮮な体験を提供できることを非常に嬉しく思っています」と語っています。また、『Flappy Bird』が影響を受けたという『Piou Piou vs. Cactus』の開発者であるKek氏も開発に関わるといい、「私個人にとっても節目の日です。オリジナルの『Flappy Bird』を復活させることに強く情熱を向けるファンやクリエイターチームと共に開発に携われるのを素晴らしく思います」とコメントしています。
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原作者は否定的なコメント。過去には権利をめぐる係争も
一方で、オリジナル版の開発者であるDong Nguyen氏は本作の開発には関与していない様子。オリジナル版のライセンスを持つアメリカの企業Gametech Holdingsの許可を得て制作されるため、公式な復活と言えるものではありますが、権利取得の上でGametechとNguyen氏との間に係争があり、グエン氏は今回の発表に対しても「彼らのゲームとは何の関係もありません。何も販売していません。 暗号通貨も支持していません」と否定的な発言を残しています。
『Flappy Bird』はiOS/Android端末向けに今秋配信開始予定です。