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ファンじゃなくてもわかるスゴさ!『ドラゴンボール Sparking! ZERO』は原作の名バトルやありえない闘いが作れる【試遊レポート&インタビュー】

「ドラゴンボールシミュレーター」な遊び方もできちゃう!

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ファンじゃなくてもわかるスゴさ!『ドラゴンボール Sparking! ZERO』は原作の名バトルやありえない闘いが作れる【試遊レポート&インタビュー】
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完成度の高い版権もの、いわゆる“キャラゲー”は、その原作のファンではない人から見ても「なんだかすごい!」と見えるものです。お恥ずかしながら、筆者は「ドラゴンボール」をほぼ知りません。そんな身からしても、『ドラゴンボール Sparking! ZERO』はとても夢のあるゲームだということが伝わってきました。本記事では、試遊レポートとインタビューをお届けします。

ビュンビュン飛び回るハイスピードバトル!

本作は、漫画・アニメ・映画などで展開される説明不要の名作「ドラゴンボール」シリーズのキャラクターが集結した3D対戦アクションゲームです。シリーズ最多となる182体ものキャラクターを選び、原作で見たかったシチュエーションを再現したり、絶対に有り得ない組み合わせで闘ったりすることが可能です。

今回の試遊ではまず、チュートリアルである「超修業」をプレイしました。本作はフィールドを動き回って闘う対戦アクションゲームであるため、格闘ゲームのようなチュートリアルを通して基本や駆け引きがしっかり覚えられます。

気を溜めて超強力な必殺技を放ったり、相手の放った気弾をカウンターしたりと、項目自体は細かく複雑です。筆者は正直なところ格闘ゲームのチュートリアルは苦手なのですが、本作に関しては3Dモデルやエフェクト、演出の派手さによって「次はどんな技が出せるようになるんだろう……!?」とワクワクしながら飽きずにプレイできました。

「エピソードバトル」では、8キャラクターを選択し、原作の物語やシチュエーションを再現したバトルが楽しめます。孫悟空がピッコロと共にラディッツと闘うシーン、大猿に変身したベジータと闘うシーンといった定番の熱いシーンはもちろん、フリーザになってクリリンたちを圧倒したり、ゴクウブラックで超サイヤ人ブルーの孫悟空と戦ったりと、悪役側で物語を楽しむこともできます。

原作でも強い敵はゲームでもしっかり強く、なかなか苦戦を強いられることも!筆者は大猿や超サイヤ人ブルー悟空に何度挑んでも勝てませんでした(汗)。安易に公平性を保つより、キャラクターの個性を最大限引き出すようなバランスになっており、キャラクターゲームとしての強さを感じました。

本作にはもうひとつ、「カスタムバトル」というものが存在します。これはキャラクターやステージを自由に決めて楽しめる、いわば「ドラゴンボールシミュレーター」というようなモードです。バトル開始時のアニメのような話タイトル画面やバトル前後のカットシーンまでかなり細かく設定することができるので、人によっては延々と触っていられるのではないでしょうか。

バトルのルールも設定でき、体力が減ったらバフ・デバフをかけるなどの設定が行えます。例えば、亀仙人vs.フリーザという無理ゲーすぎる闘いでも、「亀仙人の体力が半分になったらフリーザの体力を1%にする」という条件をつけることで、大逆転劇が描けるというわけです。

強いキャラで孤軍奮闘なシチュエーションを作ってみたり、天下一武道会を再現してみたり……と、発想次第で遊び方は無限大です。

『ドラゴンボール Sparking! ZERO』ならではの魅力とは

ここからは、本作のプロデューサーである古谷純氏(以下、古谷)への合同インタビューをお届けします。

――『Sparking!』シリーズ久々の復活ということで、ファンはかなり盛り上がっていました。「ドラゴンボール」にあまり詳しくない方に向けて、本作ならではの魅力を教えてください。

古谷本作は3D対戦アクションゲームとしても面白くできていると思います。一瞬で相手のうしろに回り込んだり、遠距離攻撃を撃ち合ったりと、アクション性の高さを感じていただきたいです。

また、「ドラゴンボール」のキャラは超人的なパワーを持っているので、それを体感できる演出も取り入れています。例えば気を溜めると周りの草木が揺れたり、ステージ上の地形をぶち壊しながら闘えたり、普通のアクションゲームでは味わえないど迫力なバトルは本作ならではです。

――超人的なパワーを持つキャラクターたちをゲームに落とし込むに当たって、苦労した点はありますか。

古谷『Sparking!』シリーズはゲームスピードが早くて難しいというお声をいただいていましたが、「ドラゴンボール」を愛する幅広い方々がいらっしゃいます。シリーズをやりこんだ熟練者の方とゲームはまだやったことがないという方の両方に満足頂く形で作るのが命題でした。

今回その一環として、アシストモードを実装しています。このモードを使えば連打するだけでも簡単に技が出せるのですが、『Sparking!』シリーズはカウンターやタイミングずらしによる駆け引きも魅力のひとつです。

アシストは簡単にできる一方で攻め方が単調になり、普通のモードは操作が難しい代わりにいろんな攻め方ができるというように調整しています。まずひとつ大きなハードルとなっていたアクションの難しさは一旦解決できたのかなと思っています。

――体験会を経て、調整を実施した点などはありますか。

古谷今の段階で具体的なことは申し上げられないのですが、シリーズファンの方からも多数のフィードバックをいただきました。本作ではクラシックモードという操作形態を用意していて、2007年にPS2/Wiiで発売した『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』とかなり近いボタン配置になっています。シリーズファンの方からは、懐かしさを感じていただけるポイントだと思います。

――他の対戦ゲームをプレイしていると、バージョン違いがあるとはいえ最初から182人ものプレイアブルキャラがいることに驚きを感じます。キャラの選出はどのように行ったのでしょうか。

古谷前作の時点でも160キャラ以上実装させていただいていたのですが、やはり本シリーズは「ドラゴンボールごっこ」ができるというところが大きな魅力だと思います。したがって、キャラが多ければ多いほどそのごっこの幅も広がりますし、悟空だけでも前期・中期・後期と分かれているので、「このシチュエーションが好き」というファンの方々の細かなニーズにも答えられるというところが我々として大事にしている点です。

――ありがとうございました。


『ドラゴンボール Sparking! ZERO』はPlayStation®5/Xbox Series X|S/STEAM®向けに10月10日(Steamは10月11日)発売予定です。

※画面は開発中のものです。

©バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
©Bandai Namco Entertainment Inc.

《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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