英国のサッチャー元首相を敵とする『DOOM+DOOM II』のMOD「Thatcher's Techbase」ですが、ベセスダからの2度目の削除処分を受けたことが判明しました。
どこからか怒られそうなMODでしたが、やっぱり問題があった模様です。
地獄から蘇った“鉄の女”が敵役、公開と削除を繰り返す問題作に3度目の復活は?
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今回問題となっているMOD「Thatcher's Techbase」は、『DOOM+DOOM II』向けのMODでイギリスを舞台に地獄から蘇ったサッチャー元首相を倒すという筋書きのもの。その保守的かつ強硬的な政治姿勢から「鉄の女」と呼ばれた元首相だけに、作中の機械と融合したサイボーグ然とした姿はある意味“本物の”「鉄の女」と言えるのかもしれません。
今回「Thatcher's Techbase」はゲーム内でのMOD共有システムからの削除処分を受けると共に、作者へはベセスダから直接の警告がなされたとのこと。
なお、削除処分は8月30日に続いて2度目で、「現実世界の政治問題に近づけすぎた」ことを理由とする1度目の処分では、あくまで行動規範や使用規約に抵触する行為への教育的警告がなされましたが、2度目となる今回はさらに、ベセスダ従業員への故意の不服従が処分理由として追加され、公的な警告へと段階が引き上げられています。
警告文ではアカウントの一時的ないし恒久的な停止処分も示唆する内容となっており、ベセスダ側の不快感をより反映したものであることが窺えます。
公開と削除を繰り返す様子はさながら“悪魔的な”復活劇…と言えなくもありませんが、果たして3度目の復活と処分はどうなるのか?気になるところではあります。